女性芸能人は若いときのほうが、人気があるというのが通り相場。だが、島崎和歌子(49)のファンは今のほうが多いはずだ。
島崎和歌子、大物からも好かれる人気っぷり
島崎は毒舌で大酒飲み、下ネタも歓迎。そんなキャラは若いころには全然プラスにならなかったものの、今ではセールスポイントと化している。「面白い」「格好を付けないところがいい」などと好感を抱かれている。
人気ぶりは写真集の値段を見ても分かる。2001年、28歳のときに出したセクシー写真集『島崎和歌子写真集 wakako』は定価3300円だったが、今ではプレミアが付き、程度の良い古本は8000円で売られている。捨て値同然の100円で売られている古本の写真集もあることを考えると、驚くほどの高値だ。
小泉純一郎元首相(80)も以前から島崎が大のお気に入り。元首相本人が9月放送のバラエティ『小泉孝太郎&ムロツヨシ 自由気ままに2人旅』(フジテレビ系)内で明かした。島崎を目の前にした酒席でのことだった。
「雰囲気がいい。美貌でもあるけど」と元首相はベタボメ。島崎は「もうー、純ちゃん!」と大はしゃぎ。ほめ言葉に照れたり恥ずかしがったりせず、素直に喜ぶところが島崎らしかった。
美貌は親友のマツコ・デラックス(50)も認めるところ。「和歌子は無駄にきれい」と言い続けている。だが、独身。島崎は事あるごとに「出会いがない」と嘆いている。理想が高過ぎるというわけではないようだ。同年代の男性の大半が既婚者というのが大きいのではないか。
『弱っちゃうんだ』で歌手デビューしたのが1989年5月。それから1周も2周もまわったから、念のために言っておくと、正統派アイドルだった。
デビュー曲も爽やかな恋の歌。バスガイドのような帽子と真っ黄色のパンツスーツがトレードマークだった。オリコン週間ランキングの最高位は48位。お世辞にもヒットとは呼べない順位である。
以来、12曲歌ったものの、鳴かず飛ばず。歌はうまかったが、もう正統派アイドルの時代は終わっていたのが痛かった。
それでも落ち込まなかった。
《売れるわけないじゃないですか(笑)。だから賞レースにも縁がなかったですね。家でテレビ見て同期の子を応援してました》(『週刊文春』2022年2月10日号)
悔しがらなきゃダメでしょ、とツッコミたくなるが、それも島崎らしさなのだろう。
ちなみに同期は田村英里子(49)やマルシア(53)、引退して僧侶になった香田晋さん(55)ら。その中で当時の島崎はビリ争いをしていた。