思春期真っただ中の青年にとっては、非常にナーバスな噂が立ったことも。
「10月に行われた前期期末考査で、悠仁さまの現代国語の点数が“かなり低かった”と一部で報じられたんです。実際のところ、現国はテストがなかったといい、同級生からは“誤報だ”と憤りの声が上がっていましたよ」(筑附関係者)
秋篠宮さまのご回答に違和感
“将来の天皇”というお立場にある悠仁さまの高校生活は国民には想像しがたく、関心が寄せられるのも無理はない。今年の秋篠宮さまの誕生日会見でも、記者から「悠仁さまの高校生活や皇位継承者としての教育方針」について質問が寄せられた。
「授業や部活ですね。忙しくも充実した日々を送っているように見受けられます」
秋篠宮さまは、悠仁さまの近況を振り返りつつ、「その次のことにつきましては」と言葉を紡がれた。
「日本は本当に各地にさまざまな文化があります。そういうものを若いうちに実際にその場所を訪ねて、そこでそういうものにじかに触れるということは、将来的にも非常に大事なことなのではないかなと思っております。(中略)書籍などを通じて、さまざまなことを、中でも日本の歴史などについては知っておいてほしい」
上皇さま(当時皇太子)は1976年、「浩宮さま(現・天皇陛下)にどういう帝王学をお考えですか」と問われた際に、「天皇に関する歴史は学校などでは学べないものです。それをこちらでやっていくことはしたい」と述べられたことがある。
一方、秋篠宮さまは、'14年の誕生日会見で「天皇の在り方についてと、悠仁さまにどのように伝えていくか」という問いに「私自身がその立場ではありません」と、コメントされた。
國學院大學で講師を務める天皇・皇室研究者の高森明勅さんは、今回の秋篠宮さまのご回答に「皇位継承者」という表現が含まれなかったことに注目する。
「“天皇”や“皇位継承”という言葉を使用せず、あえてあいまいな表現にとどめられた点に、悠仁さまのご即位が既定路線となることへの心理的な躊躇いをお見受けしました。
殿下は、宮内庁職員の名称や仕事面で男女の区別を撤廃されるなど“ジェンダー平等”を大切にしておられます。現在の皇室典範は皇位継承者を男系男子に限定していますが、多少なりとも違和感をお持ちなのかもしれません」