浮気相手と連絡を取れないようにと、まずは携帯からアプローチするという答えが目立った。ほか、肉体的、精神的なダメージを与える制裁も。

「大量のわさび入り青汁を飲ませ、浮気を白状させ、飲み物をぶっかけて別れた」(37歳・女性・会社員)、「浮気相手の女に“こんなクズでよければどうぞお持ち帰りください”と言ってやった」(47歳・女性・無職)などなど、リベンジして爽快感すら伝わってくる意見も。

法的に問題になるリベンジ方法も

 さらには「浮気をするたび別れたあとに売れそうな高いものを買わせた」(52歳・女性・会社員)といった百戦錬磨を感じさせる意見も。

「リベンジするなら気の済むまでしてほしい。大切なのは自分の気持ちに正直になることです。自分のことを大切にしてくれない人など、さっさと縁を切りましょう。でないと、自分を大切にしてくれる人との出会いも逃してしまいますよ」

 ただ、独身男性のリベンジはというと、「落としたふりをしてスマホの画面を壊した」(54歳・男性・会社員)、「彼女が楽しみにしていたシュークリームを全部食べた」(45歳・男性・会社員)と、女性と比べ何やら微笑ましい。

「リベンジの効果が薄くはなるけれど、別れを考えないならこういう積み重ねもアリかもしれません。もし関係を続けていくなら、相手に傷を負わせるのではなく、自分のストレス解消のためだけにやるということです」(さくらさん、以下同)

 リベンジで気をつけたいのが、損害賠償や名誉毀損など法的な問題となりうるケース。浮気の恨みを晴らしてすっきり!というつもりが、思いがけず訴訟に発展─、なんてことも考えられる。

「例えば最近はSNSに証拠写真をアップする事例がありますが、これは訴えられると億単位の損害賠償につながる危険が。相手の会社にバラす、相手の家族にぶちまける、というのも実はグレーゾーンで法的に問題アリ。名誉毀損、侮辱罪になる可能性があります。いずれにせよリベンジの手段は慎重に選んだほうが良いでしょう。たとえ負けなくとも、相手に訴訟を起こされるという事実だけでメンタル的にはキツイですから」

 自分自身が傷つかないためにも、「賢くリベンジすることが大切」と話す。そのうえでリベンジを踏ん切りの手段として活用すれば、前向きな明日への足がかりになると助言する。

「怒りから生まれるエネルギーをプラスに変えていきましょう。目標を“けじめをつける”“自己成長に向かう”“今後の自分にプラスの影響を与えること”に設定し、ぜひ自分のメリットになるリベンジを。自分を幸せにするのは自分自身。応援しています」

 どんなリベンジでスカッとできるかは人それぞれ。肉体的に、金銭的に、じわじわ精神的に─。愛する人がもし浮気をしたら、あなたはどのリベンジで懲らしめますか?


さくら 泥沼不倫の経験を持つ心理カウンセラー。人生のどん底を経験したからこそ伝えられる真実・男女関係のリアルを、経験者・専門家の視点から語る。恋愛と結婚の情報サイトLoveBookにて執筆(https://lovebook.jp/)

「Freeasy」にて11月21日、18歳以上70歳未満の男女1200人を対象に実施

取材・文/小野寺悦子