意見交換会をするも、さらに炎上
《「助け合う」ではなく数百円で全て「やらせる」…》
《相互理解ではなくどこまでも利用者側の意見だけ》
《自分の大変さを分かってもらうならバス会社の大変さも分かった方がいい》
《彼女、双子ベビーカーを乗せるにあたって何のサポートもしていない》
最後の意見はブログにアップされた大山の姿を受けて。中央で“見守っている”のが大山。ベビーカーを“担ぎ上げている”のがバス運転士。
「危ないから本当にやめたほうがいいと思います……」
そう話すのは、大山と同じく双子を持つ女性。運転士が持ち上げているベビーカーには双子が並んで乗っていた。
「子どもが乗った状態のベビーカーを大きく傾けるのはバランスを崩したりする危険があります。慣れているはずの双子親でも、です。慣れていないだろう運転手さんだったら……。手伝ってもらうときは、子どもは降ろしてやらないと」(双子を持つ女性)
女性は運転士に手伝ってもらおうとは思わないと言う。
「運転手さんに悪いとかじゃなくて、慣れていない人にお願いするのは、子どもが危ないからです。あと、大山さんはなんで見てるだけで何もしていないんですか?」(同・双子を持つ女性)
バスと同様に公共交通機関である鉄道。駅員は、ベビーカーの乗車を手伝うことがあるが、各社“子どもはベビーカーから降ろす”ことがマニュアルで定められている。乗ったままでは事故の可能性があるからだ。事実、'21年に駅の階段で駅員がベビーカーを運んでいた際、乗っていた乳児が転落し頭蓋骨を骨折する事故が起こっている。
「ブログの写真で運転手がベビーカーをバスに乗せていますが、前輪を上げてウィリー状態にするのは、メーカーによってはNGにしていますよ」(前出・双子を持つ女性)
ある双子ベビーカーの『取り扱い説明書』を見てみよう。『安全上のご注意』として以下の記述がある。
《お子様を乗せたままバギーを持ち上げないでください》
《階段などの大きな段差のある場所で使用しないでください》
理由は2つとも《バランスを崩して転倒し、操作者やお子様がケガをするおそれがあります》からだ。