10月末にさかなクンが自身のYouTubeチャンネルにアップしたのは、《【さかなクンになりたい人必見!】さかなクンのお母さんってどんな人?【自己肯定感MAX】》なる動画。そこでは、さかなクンというキャラクターを作り上げた母親の教育法について感謝の意を込めながら紹介していた。そのウラには、決して語ることのできない“父親”との関係性があって──。
(以下は2022年9月12日に配信した記事の再掲載です。年齢は掲載当時のまま)
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公開中の映画『さかなのこ』では、さかなクン(47)の半生が描かれている。原作は、自伝的エッセイ『さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!』だ。
「さかなクンをモデルにした主人公“ミー坊”を演じているのは、のん(29)さん。映画の冒頭に“男か女かはどっちでもいい”というメッセージが流れます。幼いころから魚が大好きで、それを貫いて“さかなクン”へ成長していく姿を追う物語です。母親役を井川遥さん、父親役を三宅弘城さん、幼なじみ役を柳楽優弥さんが演じており、共演陣も豪華。さかなクン自身も『ギョギョおじさん』として登場します」(映画ライター)
ミー坊が興味を持っているのは魚だけ。学校の勉強は苦手だが、母は優しく見守り“好きなことは突き通しなさい”と言って後押しする。
「父の出番は少なく、ミー坊が高校生になってからは登場しません。原作でも記述はちょっとだけで、教育に厳しい父という描かれ方でした」(同・映画ライター)
さかなクンは母と兄のことはよく話すが、父についてはほとんど触れたことがない。
「神奈川県綾瀬市に住んでいました。さかなクンの父と母、2歳上の兄、そしてさかなクンという4人家族です。ただ、両親の仲はよくなかったようです。一家と交流のあったご近所さんによると“お母さんはよく顔に青アザをつくって泣いていた”って……」(さかなクンの幼なじみ)
埼玉でひとり暮らしをする父親
現在さかなクンは千葉県館山市の一軒家で暮らしている。
「さかなクンが引っ越してきたのは、20年ほど前。庭に巨大な水槽が入る別棟も建てました。通称“フィッシュハウス”です。さかなクンは、タレント活動で家を空けることが多くなって、飼育している魚の面倒を見る人が必要になり、母と兄を呼び寄せて、一緒に暮らすようになりました」(近所の住民)
父だけは、埼玉県でひとり暮らしをしている。囲碁の世界では名の知れた、棋士の宮沢吾朗九段だ。
「72歳ですが今も現役で、玄人好みの筋のいい手を打つことで知られます。幼いころにはさかなクンに囲碁を教えたそうですが、まったく上達しなかったそう。才能は受け継がれなかったみたいですね」(テレビ局関係者)