ある意味では納得の採点と順位

 SNS上では、

《【朗報】邦ちゃんあんまり関係なかった》

 として、「山田の審査内容によって大会が振り回されたことはない」という意見が寄せられているが、反対に、

《いてもいなくても変わんないなら、いないほうがいい》

《いる意味ないじゃん、、、》

 といった厳しい声も。しかし、さらに分析すると意外な結果に辿り着いた。

『M-1グランプリ2022』の7名の審査員(左上から立川志らく、富澤たけし、中川礼二、博多大吉、塙宣之、松本人志、山田邦子)
『M-1グランプリ2022』の7名の審査員(左上から立川志らく、富澤たけし、中川礼二、博多大吉、塙宣之、松本人志、山田邦子)
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 山田以外の審査員を、同じように「いなかった場合」を想定して、それぞれ点数を差し引いて計算してみると、なんといずれの場合も上位3組は顔ぶれがまったく変わらないのだ。

ナイツ塙宣之が不在の場合は、実際の結果で2位だった『ロングコートダディ』と3位だった『ウエストランド』が566点で2位タイとなるほか、サンドウィッチマン富澤たけしが不在の場合は、同2組の順位が入れ替わる。

 しかし、それ以外は4位以下に変動があるのみで、トップ3の組み合わせどころか順位まで実際の結果と変わらない。

 つまり、ネット上で話題となっている「誰かがいなかった場合」の計算方法をもとに考えると、審査員全員が“あんまり関係なかった”ことになってしまう。

山田さんに限らず、“審査員のうち誰か1人を除いただけでは、結果に大きな影響はない”ということは、今回はそれだけ全審査員が納得のいく順位になっていたということ。よくも悪くも、今年のM-1はある意味荒れない“平和”な回だったのかも

 個性的なネタを披露するコンビが多かった『M-1グランプリ2022』。審査員の個性は、意外と控えめだった!?