戸田恵梨香と永野芽郁がW主演を務めるドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)が、12月29日と30日に地上波で一挙放送されている。
「もとは'21年7月期のドラマとして放送されていました。'21年4月から'22年3月まで放送された番組の中から、優れた番組などに贈られるテレビ部門の『放送文化基金賞』で最優秀賞を獲得。永野さんが演技賞を受賞したのを記念して放送されることになりました。見逃し配信サイトTVerでも期間限定で全話配信されます」(テレビ誌編集者)
警察学校を首席で卒業した元エース刑事ながら、ある目的で交番に異動した巡査部長役を演じているのが戸田恵梨香。
「この作品の前に撮影していた映画『母性』でも永野さんと共演しているのですが、シリアスな『母性』からコメディ要素もある『ハコヅメ』の撮影に休む間もなく入ったことから、気持ちの切り替えがうまくいかず悩む日々が続いたようです。心身ともに疲弊した戸田さんは撮影終了後、休養することになりました」(テレビ局関係者)
「このセリフはいらなくないですか?」
プロ意識の高さゆえ、撮影中はスタッフとぶつかることもたびたびあったという。
「リハーサルを重ねていざ本番というタイミングで、“このシーンにこのセリフはいらなくないですか?”といきなり提案するので、現場のスタッフも困ってしまって……。もちろん、ギリギリまで最善を尽くそうとしてくれた結果なのだとは思いますが、1つのセリフをなくすとなると、ほかの役者さんの動きにも影響が出てしまいますからね。主演女優の思いを無下にするわけにもいかないので、そのたびに各所との調整をしましたが、プロデューサーはかなり疲弊していました」(制作会社関係者)
緊張感溢れる撮影現場の緩衝材となっていたのが、交番の所長役を演じたムロツヨシだった。
「ムロさんは'18年放送のTBS系ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』で戸田さんと夫婦役を演じたこともあり、彼女の性格をよく理解しています。よりよい作品を作りたいという思いゆえ、時にスタッフへの口調が厳しくなってしまう戸田さんに代わり、穏便に交渉してあげることも。『ハコヅメ』が素晴らしい作品になったのは、ムロさんの“アシスト力”も大きいでしょう」(芸能プロ関係者)
劇中ではクールな先輩巡査役を演じていた戸田だが、素顔は演技に対して妥協しないアツい性格のようだ。