格闘技から逃げんなよYouTuber
しかし朝倉からの攻撃も止まらない。平本のMMAデビューでの勝敗予想を自身のYouTubeチャンネルで語っていたのだが、“2R レフェリーストップで平本の負け”とコメント。同動画を見た平本はすかさず、
《俺のKO負け予想? 朝倉のバカは2021年中に必ず仕留める》
《勘違いするなよお前はもう過去の人間だ 格闘技から逃げんなよYouTuber》
と相変わらずの舌戦を展開したが、いざ始まったデビュー戦では朝倉の予想通りで“2R TKO負け”を喫した。ビックマウスでハードルを上げたのにも関わらず敗北したことで、平本は大人しくなるかと思いきや、朝倉VS平本のトラッシュトークはまだ続く。たとえば2021年以降の朝倉は平本に対し、
《あんまり大物ぶらない方がいい》
《お前弱いじゃんって、いまんとこ。結果なんも出してないじゃん》
とYouTubeの動画でコメント。平本も負けじと自身のYouTubeで、
《この間の試合見る限り、もうちょっと寝技をやった方がいいんじゃないのかなって思うっすね》
とインタビュー形式で語っている動画を公開している。Twitterや動画で終わりの見えない言い合いが長く続いたが、平本の一方的なヤジにも見えるため、ネット上には「いい加減飽きたし、平本が子どもすぎる」「未来も面倒なやつに目をつけられたよね」などの声も多数寄せられていた。
最初のうちは話題になっていた平本の過激なトラッシュトーク。しかし初勝利をかけた鈴木千裕との試合では、善戦したものの判定負け。強気な発言の割には「口だけ」という平本の評判は揺るぎないものとなってしまった。
一方で朝倉も負けた試合はあったが、未だにトップ選手に勝利するほどの実力者で、前述したように「BreakingDownの成功」「メイウェザーとのエキシビションマッチ」など格闘家だけでなくビジネスマンとして着実に成功を収めていく。
しかし2022年11月、「BreakingDown 6」の記者会見で選手同士のやり合いによって流血騒動に。もちろん平本も黙っておらず、自身のTwitterで
《ブレイキングダウンが格闘技として一般層が認識してしまうのは正直納得いきません》
《あんな危険なただの人の喧嘩は今すぐ終わらせるべきだと思います》
と投稿している。喧嘩に自信があるアマチュアを集めておこなう試合形式や煽り合いに対して疑問を呈した。