実家の父は何を思うのか
報道にショックを受けているのは妻だけではない。愛知にある櫻井の実家の父親もそうだという。櫻井家を知る地元住人は語る。
「学生時代の孝宏くんは学校も嫌いであまり友達が多くなかったようで、授業が終わると家に帰ってテレビを見たりゲームをしたりといったような生活を送っていたそうです。休みの日も友達と遊びに行くといったことは少なく、ご両親は心配しているところもあった。
お父さんは大学に進学してほしかったみたいですが、孝宏くんが18歳になったある日、急に『声優の学校に行きたい』と告げられて驚いたんだとか。当時、声優業はメジャーな仕事でなかったこともあり、大反対をしたそうですよ。しかし、結局は送り出すことに。そんな経緯がありながらも、実は孝宏くんの仕事ぶりはこっそりアニメや雑誌チェックしていたようで、彼が売れていくことを自分のことのように喜んでいました」
現在は廃業しているが、櫻井の実家は精米店を営んでいたという。そこには、時折ファンが訪れることもあったそうで。
「ファンの方がわざわざ訪ねてきて櫻井さんの名前を出すこともあったようです。お父さんからは“応援よろしく”と返してもらったとか。本当に自慢の息子と思っていたはずです」(別の地元住人)
息子が世間の矢面に立っていることに父は何を思うか──。実家の電話を鳴らしてみたところ、出たのは父親だった。話を聞こうとするも、
「申し訳ないですが、お返事はできませんので」
と噛み締めるように答え、報道の件について触れることはなかった。
傷つけられたのは不倫相手の女性だけではない、それは家族も同じで──。