“藤井風が考えた言葉”を聞きたかった

 ネット上での騒ぎを知ったのか、藤井は22年12月31日に自身のインスタグラムを更新。「よくもまあ、信念や精神性を揺さぶることができると思ったね。悪いけどそれは絶対に無理」「余計なお世話。他人の欠点を探す前に、まずは自分のことを直せ」といった趣旨の“反論”を、英語で発信した。

 さらに今月10日には、「週刊文春」2023年1月19日号(文藝春秋)にて、藤井のマネジャー兼レコード会社社長に取材を行った内容が公開に。藤井のサイババ信仰は隠していたわけではなく、「言う必要がないから言っていないだけです」とのコメントが掲載された。

「本人と運営側からの反論を受けて、ネット上には『アーティストが誰を信仰してもいいだろ』『サイババの影響を受けているとわかった上で応援しているので、何も問題ない』といった声もあります。

 一方で、藤井は自ら作詞を担当していることもあって、『私は“藤井風が考えた言葉”だけを聞きたかった』『宗教や信仰は関係なく、他人の言葉を自分のもののように使っていたことが残念』などと落胆しているファンも多い。藤井の信仰自体を問題視している訳ではなく、シンガーソングライターとしての姿勢に不信感を募らせているのでしょう」(芸能ライター)

 しかし、藤井やマネジャーの反応を見るに、こうしたファンの切実な思いは届いておらず、的外れな反論を繰り広げている様子。「決して傷つけない」本質に立ち返ってほしいものだが……。