種子島で定食屋ビジネスの構想

実は、種子島には自衛隊の寮が建設される計画があって、林下さんはその近くに定食屋をオープンするつもりなんです」(同・知人)

 調べてみると、確かに防衛省のホームページには鹿児島県西之表市の馬毛島(まげしま)に自衛隊の基地を建設する計画が掲載されており、そのページには、《種子島において、馬毛島基地(仮称)の一部として、馬毛島の施設の安定的な運用及び適切な維持管理を目的とした施設を整備することとしています》

《航空自衛隊の馬毛島基地(仮称)に恒常的に勤務する自衛隊員は、150名~200名程度を見込んでおり、自衛隊員とその家族は、種子島に整備する宿舎に居住することとしています》という文章がある。

 林下の描く“自衛隊ビジネス”について聞くべく、本人に電話した。

――自衛隊の寮の近くに、定食屋を開く予定?

「すいません、いま昼の営業中で忙しいんですよ」

 なんと、店はすでにオープンしているという。詳しい話を聞こうとしたところ……。

「朝は仕込みで忙しいし、昼は営業。その後も夜に向けた準備があるし、申し訳ないけどゆっくり話せる時間がないんですよ」

 そう話すと、早々に通話を切られてしまった。

 林下は、種子島に移住した昨年11月、写真週刊誌の取材に対して、

《じつは『ビッグダディ』という看板を、徐々に下ろす生活に、今後はシフトしていこうかなと思ってるんですよね》

《長期の取材をして、それを記事にしたいって話もあったんですけど、お断りしようという方針なんです》と、“マスコミ断ち”を宣言していた。
 
 その言葉のとおり、今は男手1つで定食屋の切り盛りに全力を注いでいる様子。多額の借金も、“ビッグ”なビジネスで乗り越えられるか!?