「純粋に試合を観に行くサッカーファンからすると、“ハーフタイムだけでいいので!”という問いかけは、気分の良いものではない。そのようなお願いがをしてくる人たちは、ハーフタイムが終わった瞬間にスタジアムを後にすることは容易に想像できるでしょう。この試合を観に行く『JO1ファン』がどれぐらいいるのかは未知数ですが、開幕前の華試合で後半スタンドに空席が目立ってしまったらサッカー界としては良くないですし」
批判は、サッカーファンらによるものだけでなく、むしろ『JO1』ファンらの声も多い。
《ちゃんと「試合を楽しみつつJO1の事も見よう!」って考えてる方々が居るのに「チケット譲ってください!」って自分の都合のいいことしか考えられんやつのせいで霞むんだよな。JO1とJAMが嫌われてしまう行為だって気付け》
《例え悪いけどライブチケットせっかく手に入れたのに「JO1は知らないですが、共演する〇〇が見たいので譲って!」って言われたらどうよ》
(以上、Twitterより。『JAM』は『JO1』の公式ファンネーム)
“JAM”を歓迎するサポーターもいる
「スポーツイベントにアイドルを呼ぶのは興行のためであり、またアイドルファンにもそのスポーツを観てもらい、ファンになってほしいという狙いで行うものです。『V6』や『嵐』のファンがその後どれだけバレーボールを観戦するようになったかは未知数なので、判断が難しい施策ではあるのですが……。
とはいえ『JO1』ファンを歓迎するサッカーファンも少なくなく、初めてサッカー観戦するだろう『JO1』ファンに向けて“快適なサッカー観戦のススメ”をTwitterなどで紹介している人もいます。もちろん“マニアが物申す”というものではなく、当日は駅〜スタジアムが混み合うからこうしましょうとか、荷物や服装、トイレについてなどです。
サッカーファンも『JO1』ファンも、このように好意的な人もいるなかで、一部のファンによってどちらも敵対心が生まれてしまったら、双方にとってもったいない。サッカーファンでも今回のショーによって“『JO1』ってかっこいいかも”と思う人だって出てくる可能性があるわけですから」
“好きなもの”がある人同士、憎み合うことは悲しい。ハーフタイムでスタジアムを後にする『JO1』ファンが多くないことを望むが、果たして……。