“この醤油は平気?”と聞かれるようになり…
「子どもがレーンの商品に触ってしまったということはありましたが、炎上している動画のようなことはないですね。子どもが触ったものはすぐに処分しました」(スシロー社員、以下同)
騒動を受けて、注文を受けた商品のみを提供したり、希望すれば、テーブルに置いてある食器や調味料の交換するなど、運営方法が変更になったが……
「変更になる前からタッチパネルでの注文が多かったので、特に混乱が起きているということはないです。実際に調味料を交換した人は1人しか見てないですね」
一方、別の店舗で働く20代の男性アルバイトの話では少し状況が違うようで……
「“この醤油は平気?”と、かなり聞かれます。席にお茶の湯呑みが置いてあるんですけど、とても慎重に選ぶお客さんが増えました。同じようにガリも、やたら覗き込む人が増えましたね。あとは、席を映すカメラがないので、イタズラがないように意識して見て回っています」
では、一連の騒ぎで様々な声が挙がっているが、お客さんの数はどうなっているのか。
「SNSを見て来たくなったというお客さんはちらほらいますね。お客さんはそんなに減った印象はないです」(アルバイト店員)
同じく前出のスシローの社員もこう話す。
「芸能人たちの応援するコメントや動画のおかげなのか、お客さんは炎上騒動の前よりもむしろ増えています。応援の意味を込めてきてくれる人がいるのだと思います。ただ、お客さんが増えても従業員の人手不足は変わらないので、仕事はさらに大変ですが……」
これはうれしい悲鳴と言っていいのだろうか。全店舗一斉休業など働きやすい環境作りは意識しているようだが、従業員の労働環境にも目を向けてほしい。