結局、金銭の行方は不明だが、ご一家の“賄賂”疑惑が世に出てしまったのだった。
ある宮内庁OBは、「実際にお金が手に渡っているとは考えにくい」との見解を示す。
「秋篠宮家への入出金の権限は皇嗣職が握っており、出所が不明な100万円をやすやすと受け取るとは思えません。ただ、これまでのご一家を振り返れば、金銭トラブルが多いのは事実。眞子さんの姑である小室佳代さんが、元婚約者との間に抱えていた約400万円の金銭トラブルは、皇室全体を巻き込みました」
紀子さまの“秘策”はSNSか
眞子さんは'21年秋に結婚し渡米したが、残されたご家族に対する世間からの風当たりが弱まることはなかった。
「令和へのお代替わりに伴い改修された“新・秋篠宮邸”の総工費と、仮住まい先である御仮寓所の建築費は合わせて約40億円にも及びました。天皇家の御所の改修工事が約9億円だったのに対し、“あまりにも高すぎる”と批判が殺到したのは記憶に新しいかと」(同・宮内庁OB)
“将来の天皇家”に芳しくないイメージがつきまとうことを、人一倍懸念されているのが紀子さまだという。
「責任感がお強いこともあり、秋篠宮さまの妻、そして悠仁さまの母として、国民からの敬愛を取り戻さなくてはと焦っておられるようにお見受けします。昨秋には連日の公務に東奔西走されるなど、国民とともにある皇室を体現されていましたが、次の一手としては、国民の共感を目指し、SNSを効果的に活用されるのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
宮内庁は今年4月に広報室を新設し、ホームページのリニューアルやSNS活用を視野に入れた積極的な広報展開に乗り出す。
かつて宮内庁報道室に勤務していた皇室解説者の山下晋司さんに話を聞くと、
「今のホームページは“資料”としての利用価値はありますが、宮内庁長官などの幹部が定例記者会見で発表した内容などで、タイムリーな情報はほとんどありません。発表事項の中からホームページに掲載するものを選択するのではなく“出せる情報はすべて出す”くらいの姿勢が必要です」