同居することでSNSでの発信の幅もさらに広がったという。
「私たちのあけっぴろげな配信をたくさんの『友の会』(ファンの愛称)の方々が見てくれるようになって、それがきっかけで本や日めくりカレンダーも出せたし、YouTubeも始めたし、発信する機会は増えました。面白そうって思った流れに逆らわず、身を任せて生きてきたことがうまく作用しているのかなって」(広海さん)
「とりあえずやってみる! ダメだったらやめればいい! という考え方は昔から変わらないよね。最近思うんですけど、人生っていいことも悪いこともあるじゃないですか、金持ちだろうが貧乏だろうがね。でも茶柱立ったレベルの小さなことで、どれだけ喜べるかで人の幸せって決まるのかもって。
私も広海も喜怒哀楽がとてつもなく激しくて、怒るときはそりゃ恐ろしいけど(笑)、そのぶん些細なことを2人でうれしい楽しいってすごく喜べるんですよね、キャーキャーやかましいくらいに(笑)。大人になってもそういうことができる、似たような感覚を持っている人が近くにいるのは、本当にラッキーだったかなって」(深海さん)
時折バトル的なもの言いになるものの、互いのことを熟知した、息の合った掛け合いには、2人の間の強い絆が感じられる。
「芸能界で同じ仕事をしていたときはライバルになる部分もあって、失敗を相手のせいにしたりケンカもしていたけど、今は本業も違うし、距離感としてはちょうどよくなった気がします。
私たちは結局『一心同体』だから、この人が成功すればきっと自分も成功するって信じることで、歯車が合っているんですよね」(深海さん)
過去よりも「今」を見つめて、面白そうなことはとりあえずやってみる。ポジティブにアップデートを重ねる2人の活躍から目が離せない。
(取材・文/片岡あけの)