日本スケート連盟は宇野昌磨選手に“推し変”
「羽生さんのプロ転向後、日本スケート連盟(以下、スケ連)は宇野昌磨選手に“推し変”しました。しかし、宇野選手には気の毒ですが、それが原因でトラブルが起こったのです」(大会関係者、以下同)
一体、どういうことか。
「昨年11月に北海道で行われた、グランプリシリーズの第5戦『NHK杯』で、出場選手を巡ってスケ連が失態をおかしてしまい……」
男子シングルは、優勝した宇野、2位となった山本草太と、友野一希が出場していた。
「出場選手を調整するにあたり、主催のスケ連と共催のNHKそれぞれが、希望選手を提示しました。
NHKとしては、年齢やキャリアを鑑み、今後の活躍を期待して鍵山優真選手に出場してほしかった。おそらく、数年後に向けて映像資料を残したい意図もあったのでしょう。しかし、スケ連としては“推し”の宇野選手を出したかったのです」
なんとしてでも宇野を出場させるため、スケ連は驚愕の行動に出る。
「鍵山選手サイドに“NHKが宇野選手を希望している”と説明したのです。しかし、それが嘘であることを鍵山選手サイドは知っていた。そのため、スケ連に対する不信感が生まれてしまったのです」
結果的に、鍵山は第1戦『スケートアメリカ』と第3戦『フランス杯』にエントリーしたが、左足首のケガのためどちらにも出場することができなかった。そして、『NHK杯』は……。
「宇野選手が出場しても会場には空席がチラホラ。同じ国内試合でも、羽生さんが出場した'21年の『全日本選手権』に比べたら、盛り上がりに欠けました」(前出・スポーツ紙記者)