すぐに本名と通っている学校名などが特定されて……
これまでの迷惑行為も過去にSNSにアップした動画がネットユーザーの手によって“発掘”される形で炎上しているが、今回もそのようで、動画に映り込んだ季節限定メニューのランナップから昨秋に撮影されたものだと思われる。
「SNS上で拡散された“スプレー噴射動画”には投稿のアカウント名もそのまま表示されており、そこには迷惑行為を行った少年のアカウントが“タグ付け”されていました。彼らのアカウントのプロフィール欄の情報から、すぐに本名と通っている中学校名、所属している部活などが特定された。
投稿者のアカウントは現在“鍵アカウント”になっており、フォロー許可されないと見られない状態になっていますが、その前にフォローした人がいるようで、動画が拡散される前から比較して1000人以上フォロワーが増加。コメント欄は誹謗中傷コメントによって荒らされています」(ネットウォッチャー)
また、投稿者のアカウントには、消毒スプレーを噴射した少年の“日常”がまとめられていたようで、
「今、少年の別の迷惑行為を収めた動画も拡散されてしまっているんです。商業施設のフードコートで少年が『マジックするね』と言い、財布から10円を取り出します。目の前には紙コップがふたつ。すると彼は『3つくらい必要』と給水所から紙コップを新たに取ってくるのですが、その手には重ねられた7つのコップが。合計9個のコップをテーブルに裏返したところで動画が終了しています。こちらもたちまち拡散されてしまいました」
さらに炎上の余波は少年が通う中学校にも及んでいる。同校のウィキペディアの『部活動』の項目に『寿司アルコール噴射部』と書き込みされたり(現在は修正済み)、Googleマップの口コミ欄も荒らされるといった風評被害も起きている。
また、少年のインスタグラムにDMで「これ君ですか? 正直に言わんとまじ広めるけんね」と同動画を送りつけたユーザーも。それ対し「ごめんなさい 僕です」といった謝罪の言葉を引き出している。このスクリーンショットが本当のものなのかどうかはまだ定かではないが、すでにSNS上にやりとりが出回っていることからも、正直に名乗り出たとて“広めている”ことになっているが──。
“迷惑動画”が拡散されるとき、そのアカウントには必ずといっていいほど誹謗中傷の渦が巻き起こる。終わらないネット私刑、無関係なネットユーザーが“制裁”を与えていいという道理はあるはずがない。