年齢を重ねてVネックが似合わなく

 若いころから好きなものは変わらないが、アイテムの選び方には変化が出てきた。

昔から愛用している服を着ると、年齢による身体つきの変化を実感することも。いちばん気になるのが首まわり。

 以前はよく着ていた、襟ぐりが広めのVネックがしっくりこなくなったんです。今は首元が詰まったクルーネックばかりを選ぶようになりました」

プチプラブランド「コス」のTシャツはつくりや形をしっかりチェックしてから購入。プチプラを着るときは、ちょっといい小物を加えるようにしているそう(今回は「ティファニー」のブレスレット)。華やかなピンクのパンツも、ボトムになら取り入れやすい(撮影/伊藤和幸)
プチプラブランド「コス」のTシャツはつくりや形をしっかりチェックしてから購入。プチプラを着るときは、ちょっといい小物を加えるようにしているそう(今回は「ティファニー」のブレスレット)。華やかなピンクのパンツも、ボトムになら取り入れやすい(撮影/伊藤和幸)
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 もうひとつ、着こなしが難しくなったのは、白Tシャツだという。

「着まわしやすくて便利な一方、着かたを間違えるとだらしなく見えるアイテム。自分にしっくりくるか、必ず確かめて購入します。

 お気に入りは『プチバトー』の16歳用サイズや『スローン』、『ユニクロ』のもの。もう何年も着続けています」

心地よい服で気持ちをポジティブに

 洋服については、「好きなものしか着ません」ときっぱり。そこには、心地よさを追求するこだわりがある。

「私にとっておしゃれは自分の気持ちを“上げ”てくれるもの。服を味方にできれば、今の自分に自信が持てると考えています」

 仕事ではTPOや相手に合った服を選び、相手への敬意を表すと同時に、会話を弾ませられるきっかけにもなるという。

 コーディネートする小物にも、気持ちを高める役割を持たせる。

「小さくても、首まわりに白いパールをもってくるだけで、顔がパッと明るく優雅に見える。こんなちょっとしたことで印象が変わるのが、おしゃれのおもしろさですよね」

おしゃれを語る姿がイキイキとしている(撮影/伊藤和幸)
おしゃれを語る姿がイキイキとしている(撮影/伊藤和幸)