Q. 55歳。早期退職をしても、当面のお金は大丈夫?
A. はい
B. いいえ
正解は……B
老後資金に影響も!早期退職は慎重な判断を
退職金の上乗せ額にもよるが慎重な判断を。特に退職後に就職活動をするとなると年収が2〜3割減、ひどいときは半分以下になるケースも。また、生涯賃金を大幅に減らすリスクも高い。
「将来受け取る年金の絶対額も減り、国民年金や健康保険の負担も発生します。老後を考えたら、再就職先を決めてから早期退職制度を利用することをおすすめします」
Q. 家のリフォームをするならいつがいい?
A. したいときすぐ
B. 70歳を過ぎたころ
正解は……B
老後のリフォームは70代で最小限に
60代で退職後、退職金でマイホームをリフォームする人も多い。
「しかし、寿命が延びているので、80代でもう一度リフォームしなくてはならなくなる可能性も。お金に余裕がある場合を除いて、50代や60代のリフォームは最小限にしたほうがベターです」
少なくとも70代までリフォームを待つのが得策だ。
Q. 退職金の受け取り方、得するほうはどっち?
A. 一時金
B. 年金形式
正解は……A
退職金は非課税の一時金で受け取る
退職金は「退職金一時制度」と「企業年金制度」の2つがある。まずは、勤務先に退職金制度があるのか、ある場合はどのような制度なのか確認を。
「年金で受け取ると、税金や社会保険料がかかる場合があり、非課税枠(36年勤務で2060万円)内なら一時金として受け取るほうがお得といえます」
節約のコツ
Q. 生活費を見直すならどこからがいい?
A. 食費
B. 固定費
正解は……B
費用対効果の高い固定費から見直しを
「生活費は固定費、し好品、食費を含む変動費の順で見直すのが基本。固定費は手間がかかりそのままにしがちですが、毎月のことなので節約できる支出も大きいです」
電気代は安い電力会社へ乗り換えたり、契約アンペア数を下げるのも手。節約効果が最も高いのは住居費だ。子どもが独立して部屋が余っているなら住み替えも検討を。
Q. 食費節約のために何をしたらいい?
A. 特売日を狙う
B. 冷蔵庫をチェック
正解は……B
買うものを決めておきムダ買いをしない
「特売日に合わせて買い物に行くと、そのとき必要がなくても安い商品をムダに買ってしまうんです」
買い物に行くときは冷蔵庫をチェックして必要なものをリストアップし、それ以外は買わないようにする。また、スーパーのプライベートブランドを活用し、値段の高いコンビニを避けるのもポイントだ。
Q. 格安スマホへの乗り換えのほかに通信費を下げる方法は?
A. 固定電話の解約
B. 通信費を節約
正解は……A
使用頻度が低いなら解約するのがおすすめ
ひとり1台スマートフォンを持つようになって、かさみがちな通信費。家族みんなで格安スマホへ乗り換えを。なんとなく契約したままの固定電話は、セールスの電話を受けるだけなら即解約しよう。
「基本使用料だけで年間1万8000円以上の節約になりますよ」