増やすコツ

Q. 投資はどのぐらい貯金があったらやっていい?

A. 1000万円以上
B. 半年分の生活費

正解は……B
投資は生活費半年分を貯めてから余裕資金で

 投資はしばらく使わない「余裕資金」でやるのが鉄則。目安としては、損失が出ても家計や精神的なダメージが抑えられる「半年分の生活費」を貯めてから。

「半年分の生活費は、もしものときのために最低限貯めておきたい金額です。投資用資金と生活費は分けて管理するのもポイント」

Q. 最初に始めるならどっちがいいの?

A. iDeCo
B. つみたてNISA

正解は……B
つみたてNISAで慣れ少しずつ金額を増やす

 初心者におすすめのNISAとiDeCo。どちらから始めるか迷ったなら「つみたてNISA」を。

 iDeCoは掛け金が所得控除、引き出しは60歳からという点で老後資金向きではあるが、「初心者は少額から始められ、すぐに引き出せるつみたてNISAのほうがやりやすいです。少しずつ金額を増やし、ゆくゆくは2つの併用を」

※NISAには2種類あり、「つみたてNISA」は毎月一定額を預けるもので非課税枠が年間40万円、非課税期間が20年間で長期利用したい人向き。もうひとつの「一般NISA」は年間120万円の非課税枠があるが、非課税期間は5年間。なお、2024年より「新NISA」がスタートする
水上克朗さん●ファイナンシャルプランナー。大手金融機関勤務の経験と金融の知識を活かし老後1億円資産の捻出方法を確立。著書に『見るだけでお金が貯まる賢者のノート』(自由国民社)。
水上克朗さん●ファイナンシャルプランナー。大手金融機関勤務の経験と金融の知識を活かし老後1億円資産の捻出方法を確立。著書に『見るだけでお金が貯まる賢者のノート』(自由国民社)。
【写真】新しいNISAやiDeCoって何?まだ間に合うお金の勉強
教えてくれた人は……水上克朗さん●ファイナンシャルプランナー。大手金融機関勤務の経験と金融の知識を活かし老後1億円資産の捻出方法を確立。著書に『見るだけでお金が貯まる賢者のノート』(自由国民社)。

(取材・文/工藤千秋)