大谷1人の経済効果は500億円!?
イタリアに勝利した後の会見で、大谷はこう話した。
「久々の短期決戦で、最近はあまり経験していなかった独特の緊張感は自分の中で特別なものがあった」
所属するエンゼルスは大谷が入団してからプレーオフとは無縁。ヒリヒリした緊張感に飢えていたからこそ、侍ジャパンで溜まっていたアドレナリンが放出されたのかもしれない。
WBCを先頭に立って盛り上げてきた大谷は、広告業界でも稼ぎ頭。東京ドームでホームランボールを当てた「セールスフォース」をはじめ、「ニューバランス」「JAL(日本航空)」「三菱UFJ銀行」「セイコー」「バンテリンコーワ」「コーセー」など契約スポンサーは17社にのぼる。現役大リーガーでは最多で、スポンサー収入は30億円におよぶという。
それだけではない。イタリア戦前の会見で、チームメイトのフレッチャーについて「昨日ちょうど連絡が来て、『一風堂が美味しかった』と言っていました」と発言すれば、一風堂にメディアからの問い合わせが殺到。公式ツイッターのフォロワーも急増した。
「日本が優勝した際の経済効果は約600億円ともいわれている。MVPの大谷がその大半を占めているとすれば、大谷ひとりだけでも経済効果は500億円にも及ぶ可能性があります」(前出の記者)
日本や世界を振り回した大谷。メジャーに戻っても、その魅力は衰えることはなさそうだ。