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ー 主演・神木隆之介の朝ドラ『らんまん』スタート!
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ー 松川博敬CPが語る見どころ ー 4月の週あらすじ

 

「朝の日常の一部のような作品になれたらいいなと思います」

 4月3日にスタートした連続テレビ小説『らんまん』に主演する神木隆之介(29)。

 幕末明治、大正、昭和を生き“日本の植物学の父”といわれた植物学者の牧野富太郎をモデルにしたオリジナルストーリー。神木演じる槙野万太郎は、高知の老舗造り酒屋の跡取り息子として生まれるが、植物に魅せられて上京。さまざまな人との出会いによって好きなことに一途に突き進んでいく。

主演・神木隆之介の朝ドラ『らんまん』スタート!

「資料館で写真を見て牧野博士は笑顔が印象的でした。豪快なイメージで細かいことはあまり気にしない。だけど草花のことになると一点集中型。いろんな人に愛されている方だと思いました。牧野博士の植物愛が強いからこそ、周囲も手助けをしたのかなと想像しています。牧野イズムを大事にして役にも落とし込んでいけたらと思います」

 2歳で子役デビューし27年以上のキャリアだが、朝ドラは初めてとなる。

「朝の顔? いい響きですね。ただ僕本人は朝がめちゃくちゃ弱いです。仕事のときは頑張って早起きするけど、朝が早いのは苦手なタイプです。ドラマ本編でちょっと寝ぼけている顔が映っているかもしれないので、そこも楽しみにしてください(笑)」

 万太郎は出会いによって成長していく。

 神木自身はドラマ、映画など多くの作品での出会いで影響を受けた人について「中井貴一さん」と即答した。

「現場を常に楽しい雰囲気にして笑い声が絶えない。立ち居振る舞いや気さくな人柄が素敵な方で尊敬しています。スマートでカッコいい貴一さんは目標です。

 朝ドラの現場では参考にしながら、僕なりにスタッフ、キャストが楽しく過ごせるように心がけたいと思っています」

 5月19日の誕生日に30歳を迎える。

「ありがたいことに20代は俳優〇〇ランキングに入れていただけたけど、そこにはもう選ばれなくなる寂しさがあります。30代のランキングは強い先輩がいっぱいいらっしゃる。何かのランキングに入れるように頑張っていきたいと思います。

 俳優としては、これまでと変わらずに過ごしていきたいと思います。意識して成長するというよりは体験や経験は年齢や環境で違うので、のちのち身につくものだと思っています」

 朝ドラの大役経験を後の糧に。

●植物育てが苦手なワケ●万太郎は草花をこよなく愛するが、神木は苦手という。「枯らしてしまうので家には一切ないです。育てたのは小学生のときに課題の朝顔ぐらいです」