【食べ方】ちょっとしたコツで効果抜群!
朝にタンパク質をしっかりとれば、昼と夜は好きな食事を楽しんでOK。お出汁のようなほっとするうまみ成分は不調改善に有効。
朝食に2種類以上のタンパク質
朝食はヨーグルトと卵、チーズとハムなど、2種類以上のタンパク質食品をとると、体内でタンパク質が組織に使われやすくなるのでおすすめ。食欲がない日に備えて、いくつか組み合わせを考えておくのも便利。
「食欲がない朝は高タンパク質ヨーグルトにプロテインを入れただけで済ませることもありますよ」と前田さん。コンビニなどで売っているプロテイン入りのスープなども活用したい。
うまみ成分でスイッチオン
昼食や夕食では好きなものを食べてOK。中でも、ほっとするようなうまみ成分が豊富なお出汁や煮込み料理がおすすめ。
一方、甘いものや脂っこいもののとりすぎはNG。糖質や脂質は一時的に気分がよくなるものの、すぐに虚脱感や情緒不安定を招く。
「繰り返せば自律神経のバランスを悪化させる可能性もあるので要注意です」
【嗅ぎ方】女性ホルモン不足の強い味方に!
アロマテラピーや意外な食べ物の香りで脳を刺激すると、ホルモンバランスの安定や脳の活性化につながる。
アロマで女性ホルモンを補う
精油の中でもクラリセージやゼラニウムがおすすめ。安価で手に入るので、気軽に日常生活に取り入れることができる。直接嗅ぐのはもちろん、マスクに垂らしたり、枕元に置いたりと好きな方法で楽しんで。
「同じ香りでもメーカーによって若干香り成分が異なるので、自分と相性のいい商品を探してみてください」
意外な匂いで脳を活性化
外食やデパートのお惣菜など、想定外の香りを嗅いで脳を刺激しよう。食事時に商店街やレストラン街などを散歩して、いろいろな料理の香りを嗅いでみるのもおすすめ。
「自炊にこだわらずにうまく外食を取り入れて、作ってもらった料理を楽しむのがコツです」
教えてくれたのは……前田あきこさん●対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座・新宿伊勢丹ダイエット外来管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。日本アロマ環境協会アロマテラピーインストラクター。
(取材・文/井上真規子 イラスト/伊藤和人)