進級されるタイミングで、ようやく真の大学生活の幕開けとなるが、同級生たちは目下、就職活動に励んでいる。
「一般的に、4年生になると履修する授業数が減ります。一方で、卒業論文のように、教員からマンツーマンで指導してもらう場は増えますから、必然的に通学の機会は増えるのではないでしょうか」(河西准教授)
伊勢神宮も参拝されていない
愛子さまは、昨年3月に臨まれた成年会見で、今後の進路について「現時点ではまだ考えがまとまっていない」と、明かされた。
皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、大学ご卒業後の進路について、こう提案する。
「大学院進学、留学、ボランティア施設への就職など、多様な選択肢を想定しながら、ご自身に合った準備を進められては、いかがかと思います。感染状況次第ですが、さまざまな体験をされることが望ましいと考えます。それが福祉活動であれ、スポーツであれ、国民との接点が持てる場であれば、なおよいですね」
今後のご活動ぶりに注目が集まる愛子さま。これまでは国民の前に姿をお見せになる機会が限られていたが、成年皇族としての“露出増”を期待する声も上がっている。
「愛子さまは、いまだに単独で公務に臨まれたことがありません。学生のうちは学業優先とはいえ、365日勉強机に向かわれているわけではないでしょうし、もう少しお出ましの場があってもよいのでは」(宮内庁OB)
秋篠宮家の長女・眞子さんの“単独公務デビュー”は、16歳の時だった。
「上野動物園での『子ども動物園開園60周年・野間馬贈呈式』に出席しました。高校2年生にして、立派に公務をこなす姿は素晴らしかった。妹の佳子さまは、19歳だった'14年に出席された『少年の主張全国大会』が、初めての単独公務。かなり緊張された面持ちだったのが懐かしいです」(同・宮内庁OB)
天皇家の長子である愛子さまも、「大学生になったタイミングで単独公務を担われる」という見方が強かったが、コロナの影響もあって実現していない。さらに、
「成年にあたっての伊勢神宮ご参拝も延び延びになっています」(皇室ジャーナリスト、以下同)