芸能界引退後は実業家として浄水器販売も
『西部警察』が'84年に最終回を迎えた後、御木は日本テレビ系ドラマ『あぶない刑事』に出演する。
「最初は嫌だって言ったんですよ。当時フジテレビ系列で放送されていた『潜入! アマゾンジャングル部隊』という番組に出演していて、すごい人気で視聴率が40%もあった。フィリピンから帰還した小野田寛郎さんらと2か月間ブラジルに行くんだけど、こんなにもらっていいのっていうくらいのギャラが出て。ジャングルで“ジャガーが出た!”とかやっていたけど、実は白内障でヨボヨボなジャガーだったりして(笑)」
'96年に芸能界を引退して、実業家に転身したことも。
「浄水器を売っていました。オリジナルドリンクを作って売ったり。あと、マッチ(近藤真彦)に協力してもらって移動式の自動車で商売をやっていました。マッチとは飲み仲間で、今でも僕の誕生日には“おめでとう”って連絡をくれるんですよ」
10年のブランクの後、'06年に再び役者に復帰。主戦場となったのはVシネマ。
「なんか勝手にバンバン仕事を入れられて、僕は嫌だと言ってたんですが……。ヤバそうな見た目の人から声をかけられるようになりました。若い男の子が嫌な目つきで見てくるから、オヤジ狩りかと思ったら、横に来て小声で“応援してます”って囁かれたこともあります(笑)」
酒もタバコもやめていないが、今も元気そう。
「今は月1回、歌のライブをやらせていただいています。病気の進行が怖くて、役者の仕事は入れられないんですよ。家を売ったお金は寄付しちゃったから、もうない。これからどうしようかな(笑)」
また、得意の回し蹴りも見せてほしい!