転居のタイムリミットを迎える中、「秋篠宮家の引っ越し状況」や「佳子さまが'23年4月以降も御仮寓所に残られること」について、宮内庁に問い合わせたところ、
《改修後の御本邸への必要な引っ越し作業は、終了しております。改修後の御本邸並びに御仮宮所の私室部分の具体的な使われ方などについては、私的な事柄であることから、お答えは控えます》
との回答が。
両親と姉妹の溝は埋まらず
一見、佳子さまもすでに本邸へ移られたかのようにも思えるが、そうではないという。
「宮内庁の認識として“必要な引っ越し作業に、佳子さまの荷物の搬出が含まれていない”と言い逃れできる表現ですよね。結局、佳子さまは本邸への転居を固辞され、今も御仮寓所での生活を続けられているとも読み取れます」(宮内庁関係者)
宮内庁OBで皇室解説者の山下晋司さんは、私室部分についての言及を避ける宮内庁の姿勢に疑問を呈する。
「皇族方のプライベートを守るのは大切です。ただ、当初の方針を変更した以上、佳子内親王殿下が、御仮寓所を引き続きお使いになるのなら、その理由を公表すべきでしょう。たとえ批判の声が上がるとしても、国民へきちんと説明し、堂々と使っていただきたいです」
そもそも、佳子さまはなぜ、秋篠宮ご夫妻や悠仁さまとの“別居”を決断される必要があるのか。
「一部では、親子仲の悪化が原因だと言われています。眞子さんの結婚騒動を機に生じたご両親と姉妹の溝はなかなか埋まらないんだとか。ご家族とひとつ屋根の下で暮らすことを窮屈に感じておられたのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
今年12月に29歳をお迎えになる佳子さま。
「同世代の結婚・出産ラッシュに焦り始める時期ですし、親元を離れての自立に憧れるお気持ちは理解できます」(同・皇室ジャーナリスト)
前出の宮内庁関係者は「単純な話」と前置きし、続ける。
「4年間住まわれた御仮寓所は居心地もよく、目と鼻の先にある本邸に移られるのがご負担なのでしょう。佳子さまは、昨年の夏ごろから公務を立て続けにこなされていますが、1つの公務に臨むにしても、大量の資料を読み込まれます。そういった資料やお召し物の整理は、国民が想像するよりはるかに大変です」