澤井:まあそれで再会した後も、加賀くんとはちょくちょくメシ行ったりして。
賀屋:いや~大阪NSCの同期が東京で再会はいいすね。どんなこと話すんすか?
澤井:結構、真面目な話するよな。当時はお互いに今より仕事なくてさ。加賀くんはめちゃくちゃネタ書いてて、俺はがむしゃらに企画書作ってて、どうやったら仕事増えんのかなみたいな。
加賀:澤井くんとかどういう時間配分なの?ってぐらいバンバン企画出してたよな。
常に新しいものを取り入れる
澤井:かが屋も月100本ぐらい書いてたもんな。すごいよな。
加賀:その時はバイトが嫌すぎて、バイト中にネタのシチュエーションとか考えてたな。もうバイトが嫌っていうエネルギーをネタ作りの原動力にしてた(笑)。
澤井:ちょいちょいバイトのネタとかあるもんな。あれとか実際に日ごろ感じたこととかをネタにしているわけよね。
加賀:もう当時は、数打たないと面白いものは出てこないと思ってたからさ。
澤井:企画もそんな感じよ。やっていくうちにヒットの法則が見えてくるというか。実際の体験談を混ぜて喋ると面白くなりやすいとか。
賀屋:いや、企画もネタも同じっすね。
澤井:もう毎週ある定例会議で、レジェンド級の作家や演出に企画出しに行くプレッシャーといったら。会議室に死ぬほどスタッフおるし。
加賀:俺らからしたら、毎週、松本人志さんにネタ見てもらうようなもんよ。
賀屋:週1でキングオブコントやるような感じじゃん! そりゃ30キロ太るわ(笑)
加賀:ウチらは、僕がアイデア出して、そこから2人で詰めていくみたいな。
賀屋:そうそう。最終的には一緒に作って。当時は毎日ライブ出てて、毎回違うネタやろうと決めてたよな。
澤井:企画も昔のを使い回さずに、常に新しいものを宿題に入れるようにしてる。
加賀:あとやっぱ同じネタやると飽きられるじゃん。特に一般の人はめっちゃ面白いネタでも一回観たら流し見しちゃうみたいな。僕ブラマヨさんのネタ大好きで、テレビの録音して、寝る前に擦り切れるぐらい何度も聞いてて。でもお母さんは「あ、またこのネタやってるじゃん」みたいな感じで。「え、こんなにオモロいのに!?」って怖くなったもん。