コロナ禍を経て「より強くライブをやりたくなった」
澤井:2人のコント見ていると演技力とか間の取り方もすごいって思うんだけど、それは場数をこなしているから?
加賀:演技の面で言うと、ウチは両親が離婚した関係で、おばあちゃんの家で暮らしてた時期があったの。その時におばあちゃんがお菓子とか出してくれるんだけど、大体おかきとか濡れせんで、子どもが思っている美味しいお菓子とはズレてるんすよ。
いや嬉しいんだけどさ、やっぱポテチとか食べたいじゃん。でもおばあちゃんの善意も無駄にできないし。だから本心からは喜べないんだけど、とりあえず喜ぶ演技しているみたいな。
澤井:そんな悲しいルーツが……(笑)
加賀:お菓子出された時は「ぅぅうやったああ……!!」みたいな。表情はひきつってる感じで(笑)。
賀屋:あとおかんが5日連続で同じ料理出す時とかな。台所に作り置きのでかい鍋があるだけで憂鬱になる(笑)
加賀:わかるわ~。そういうところで無理して喜ぼうとしている中に、(演技の)ルーツがあるのかも。
澤井:確かに! ちょっとシュールな感じというか、気持ちのすれ違いみたいなところはかが屋らしいよな。これまでコントの話ばっかしてきたけど、今年はどう?
賀屋:自分はコントもやりつつ、結構テレビにも出ていきたいすね。
加賀:僕はコロナ禍を経て、より強くライブでコントをやりたいと再確認したかな。
澤井:そういえば4月からライブ(4月8日~5月7日まで、全国4都市を回る単独ライブ「瀬戸内海のカロカロ貝屋」を敢行)もあるもんな。
加賀:今年は気合入ってます! 今年は、個人的にやりたいネタとか、これまでもずっとやってたけどあまり表向きにやらなくなってたことを原点回帰でやるつもりです!
澤井:それ2人からしたらめっちゃ楽しいんじゃない?
賀屋:でもめっちゃスベるかも(笑)
澤井:有観客でライブできるのは嬉しいよな。前にメシ行った時も、コロナ禍でお笑い界の熱量が上がってるって話もしてて。