こうした中、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは、春休みに親子で九州地方へお出かけになったと『女性セブン』が報じた。
「記事によれば、2泊3日のお忍び旅行で、飛行機はエコノミーを利用。熊本県と宮崎県の民宿に滞在されたようです」(前出・皇室担当記者)
佳子さまと悠仁さまに“連帯意識”
秋篠宮さまは昨年11月の誕生日会見で、皇位継承者である悠仁さまへの教育方針について、こう述べられていた。
「日本は本当に各地にさまざまな文化があります。そういうものを若いうちに、実際にその場所を訪ねて、そこでそういうものにじかに触れるということは、将来的にも非常に大事なことなのでは……」
今回の旅は、秋篠宮ご夫妻なりの“帝王教育”と捉えることもできるだろう。
一方、多感な時期をお迎えの悠仁さまは、ご自身の立場に悩み、葛藤されているという話もある。
「天皇家の長子である愛子さまこそ次期天皇にふさわしいという声は根強くあり、ネット世代の悠仁さまも当然、見聞きされていると思います。“男系男子”を理由にご自身が即位することは、ジェンダー平等が進む現代社会に逆行することになる。悠仁さまは“規定路線”を歩むことに躊躇われているのではないでしょうか」(宮内庁OB)
同級生には伝わらない皇族としての気苦労や、ご両親に打ち明けることができない未来への不安。悩み苦しむ悠仁さまを近くで支えてこられたのが、姉の佳子さまだ。
「佳子さまは、悠仁さまがお生まれになったころから積極的にお世話をされてきました。悠仁さまを“ゆうゆう”と呼び、最近もご友人に“弟がかわいい!”と自慢するほど溺愛なさっているご様子です」(皇嗣職関係者)
一般市民と比べて交友関係が限られている悠仁さまにとって、幼少期から共に生活してきたお姉さま方は、かけがえのない存在だ。
「皇室という特殊な生活空間を共有することで、連帯意識が生まれ、きょうだいの仲が深まると推察できます」(皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授)
きょうだいには、この春、大きな変化があった。前述のとおり、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは新居へ引っ越されたが、佳子さまのみが『御仮寓所』に残り、ひとり暮らしをされているという。