手応えを感じて「どんどんよくなっていく」
最初の通し稽古で、初演以上のものができると手ごたえを感じ「どんどんよくなっていく予感しかない」と語る2人。
加藤「この『BACKBEAT』がすごく好きだと言ってくださるみなさんが多くて、再演されることになりました。僕らも大好きな作品ですので、より初演を超える感動と喜びがあるような作品に仕上げたいと思っております。ぜひ楽しみにしていただければと思います」
戸塚「前回見てくださった方も、見逃してしまった方も、絶対にここでしか体験できない素敵な時間になると思いますので、ぜひ劇場へいらしてください」
最後におたがいへのエールを送り合ってもらった。
加藤「また、一緒に駆け上がって行こうぜ!っていう思いでいっぱいです」
戸塚「ハハハ。あのジョン・レノンを演じるという、とてつもないことにもう一度挑む加藤くん。誰よりも矢面に立って、誰よりも先頭で突っ走る彼のことを、僕は優しく、温かく、心の面でサポートできたらなと思っています」
加藤「ありがとう」
眠れない夜に聴いた『ビートルズ1』
戸塚「出会いは中学1年の教科書。でもビートルズより先に、英語の授業でジョン・レノンの『イマジン』を知りました。“天国もない地獄もない。想像してごらん?”という歌詞が心に引っかかったのを覚えています。音楽好きの兄が持っていたベスト盤『ザ・ビートルズ1』を、眠れない夜によく聴いていました。Jr.になってアルバムもひと通り聴きました。レッスンに通うのに家から最寄り駅まで自転車で、その道中に『リボルバー』と『ラバー・ソウル』の2枚のアルバムをよく聴いていましたね」
ビートルズとの出会いは音楽の教科書
加藤「僕が、最初に出会ったのは音楽の教科書なんですよね。たしか『レット・イット・ビー』だったと思います。そこから特段好きになって追いかけることはなかったんですけど。でも、逆に絶対的な存在っていうわけではないからこそ、この舞台をやれているのかなと思う。憧れを持ってしまうと演じられないので。僕の場合、もしB'zの稲葉浩志さんを演じてくださいって言われたら絶対無理ですから」