メジャーリーガー妻の本当の生活ぶり
まずは、
「選手の体調やメンタルを管理するなど肉体的、精神的に選手を陰で支えることを求められます。“内助の功”ですよね。そういう伴侶は日本では『良妻』と言われる」(スポーツ紙記者)
さらにメジャーリーガーの妻ともなれば当然、英語力が求められる。
そこでイメージされるのが才色兼備が売りの女子アナだ。実際、プロ野球選手で元アナウンサーと結婚している人は多い。メジャーでは、イチローを筆頭に石井一久、田口壮、青木宣親、前田健太らが元アナウンサーと結婚している。
しかし、前出のジャーナリスト・赤石氏は、大谷の両親と近しい人物に取材したとき、こんな話を聞いたという。
「大谷の両親は《女優と女子アナとは絶対結婚させない》と言っている」
意外なエピソードだが、
「おそらく“大谷2世”のことを考えているのではないでしょうか。野球だけでなく世界の一流アスリートを見たとき、親がスポーツ選手である場合が多い。大谷選手の場合も父親が野球、母親がバドミントンの選手でした。特に母親のDNAが関係すると言われています。と考えるとダルビッシュ有投手はいい奥さんに巡り合えたと思います」(赤石氏)
さらに、現地でメジャーリーグの取材を続けている別のフリージャーナリストに話を聞くと、
「夫の体調を管理するため資格を取って料理に精を出したり、表に出ないで家庭を守り陰で夫を支えるなどアスリートの妻に“内助の功”とか“良妻賢母”を求めるのはあくまで日本人的感覚。メジャーリーガーの奥さんたちで、そんなことにこだわっている人はいません。そもそも料理をしない人も少なくない。体調管理や栄養管理についてはその道のプロが付ける選手が多数いますからね。
またメジャーリーガーの妻はチャリティーなどを積極的に開催し社会に貢献する機会を多く持とうとしています。陰で支えるというよりメジャーリーガーの妻として夫同様に表舞台に出ることが多いです。“旦那といつも一緒にいることが大事”といった考えかたを持っている。また、メジャーリーガーの奥さんたちは横の繋がりも強く、食事会など交流を持つこともしばしば」
となると、運動能力が高く、かつ社交性のある女性が求められるということだろうか。とはいえ、大谷は日本人。はたしてどんな女性を選ぶのか──。
大谷が花巻東高校時代に書いた『人生目標シート』には、《26歳でワールドシリーズ制覇。結婚》とある。2年が過ぎているが結婚する様子はまだ見えてこない。外野の喧騒はまだまだ続きそうだ。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> 宮城県仙台市出身。『FRIDAY』で取材活動をスタート、記者歴37年のなかで数々のスクープを手がける。現在はテレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。