バービー夫妻のように「妻の名前を利用して、芸能活動をすること」に夫婦が納得しているのならいいのですが、このあたりのバランスがとれていないと難しいのではないでしょうか。たとえばお笑いコンビ・メイプル超合金・安藤なつは介護関係の仕事をする一般男性と交際3か月でスピード婚をします。「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)内で結婚披露宴をし、夫もマスクで顔を隠しながら参加していました。こちらの方もそういうのが「嫌いではない」のでしょう。
妻に甘えたい、妻を利用したい
しかし、二人の結婚生活は次第にうまくいかなくなり、離婚調停にもつれこみます。2021年6月29日配信の「デイリー新潮」では、夫の知人なる男性が、安藤の束縛グセと金銭にシビアなエピソードを激白したのでした。こういうことはお互い言い分があるでしょうから何とも言えないのですが、私が気になったのは「ご飯に行く話」。
安藤なつは結婚当初、芸能人のいる宴席に夫(当時)を伴っていたそうですが、夫が「あの人、元気かな。また一緒にご飯に行きたいね」というと「私を利用して近づきたいのか」と怒りだしたというエピソードが明かされています。夫としては単なる日常会話のつもりだったのでしょうが、そこに「妻に甘えたい、妻を利用したい」気持ちが見え隠れする気がするのです。男女を逆にして考えてみましょう。会社を経営している男性がいたとして、その妻が「あなたの会社の人とまたご飯に行きたい」と言ったら、変だなと思いませんか?