2年前の初演はコロナ禍でほぼ中止になった舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』が待望の再演。「再演というか“再始動”。」と語ってくれた稲垣吾郎に芝居やプライベートの質問をぶつけてみた─。
「半袖とか正直苦手でした。今は抵抗なく着られます」
稲垣吾郎舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』が再始動
舞台『サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-』が始まりました。2年前の初演はコロナ禍でほぼ中止になったので、待望の再演ですね!
「はい。再演というか“再始動”。あのときは僕らだけじゃなくて、世の中すべてが影響を受けた。何も感じなかった人はいないし、何もストップさせられなかった人はいなかった。止まっていた時間をエネルギーにかえて、さらに深い芝居をお見せすることができると思います。
18世紀フランスの話ですが、僕自身も深く心に切り刻まれる、記憶に残るような作品です。こういう人物が実在したことを作品として届けることによって、未来への道標になるといいなあって」
──NHK Eテレ『趣味の園芸』の新シリーズ「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月」も始まりました。
「グリーンの達人を目指して初心に返ってまたイチから。これから先も園芸生活、ボタニカルライフを楽しんでいくために、学びの時間になれるといいなと思って。歴史のある番組に呼んでいただいてとても光栄に思っていますし、やっぱり季節柄、植物とかをやりたくなる。何よりもこの気候ですよね。めっきり春めいて、あたたかい気候というのが行動力をかきたててくれます」
──やっぱり気持ちも、服装も軽やかになりますよね。
「それはあります。以前はあまり肌を見せないとか、何かを身にまとう安心感が好きでしたね。今は着心地がよくてもきっちり見える服がいっぱいある。プライベートでももう薄着に対して抵抗はありませんよ。映画『窓辺にて』とかは夏の装いで、半袖とか着てね。(撮影した)夏の思い出になりました。
でも僕、衣装は厚着のほうが多い気がしますね。『ばるぼら』ではエロス的な表現で肌も見せましたけど、わりかし着込むことが多いです。きっちり制服を着るとか、ソムリエの格好とか。僕自身にそういうイメージがあるのかもしれませんね」