市内ニュータウンの一角にある集合住宅で暮らす。同じ集合住宅に住む女性は井上容疑者について「健康的だった」と話す。
「夜明け前からジョギングに出かけるなどストイックなスポーツマンです。1年を通じて日焼けしていて、奥さんと成人した息子さん、娘さんがいます。家族でサッカーのガンバ大阪の応援に出かけるなど仲はよさそうでしたよ」(同女性)
実際、愛妻家なのだろう。
議員活動などをつぶさに報告する日々のブログでも触れている。その日が何の日であるかをテーマに、問いかけを自分で考え、自分で答えるのがお決まりのパターンなのだが、
昨年11月22日には、
《今日は「いい夫婦の日」。パートナーの我慢できない・許せるところは? そういうのとは、無縁だなぁ。本当にありがたいことに、あるがままに最高のパートナー》
とベタ褒め。
今年1月31日は、
《今日は「愛妻家の日」。夫婦内のルールある? ルールっていうより、あるのは、一途な愛くらいかな》
とノロけるほどだった。
キャッチフレーズは「こどもたちに夢と希望を」
少年時代はどんな存在だったのか。中学時代はサッカー部で活動し、当時からまじめ一本だったという。
「秀才ではなかったが、勉強ができないわけでもなかった。筋の通らないことが大嫌いな熱血漢。リーダータイプだったから、市民に尽くす政治家は天職かもしれないと思っていたのに」
と中学の同級生。
納得できないことがあると、相手が先生であっても物怖じせず「それはおかしいんとちゃいますか」などと食い下がったという。
前回19年選挙は議員定数15のうち11番目の得票で当選。キャッチフレーズは「こどもたちに夢と希望を。しあわせ・笑顔あふれるまちに」だった。
約束します!と市民に強調したのは、
《安心して子育てできるまちにします》
《青少年のために教育に力を入れます》
《いつまでも安心して暮らせるまちづくり》
4月の統一地方選で改選を控える中、公約を見事に裏切る嫌疑での逮捕となった。