《ともに戦えたことが私の誇りです》
5月1日に引退を発表した石川佳純に向けて、SNSでこうコメントしたのは福原愛。
「幼いころから知名度の高かった福原さんがいたので、年下の石川さんは小学生時代から頭角を現すも“愛ちゃん2世”と呼ばれて複雑な思いもあったはず」(スポーツライター)
ライバル石川佳純と広がる差
'12年、そんな2人が全日本卓球選手権で火花を散らす。
「2連覇を目指す石川さんと福原さんが日本のエースの座を懸けて決勝で対決しました。結果は、福原さんが石川さんを下し、全日本初優勝を果たします。また、同年のロンドン五輪では団体戦のチームメートとして力を合わせ、銀メダルを獲得。まさに2人は“ライバル”であり“戦友”という関係でした」(同・スポーツライター)
日本卓球界を牽引してきた2人だが、今後はテレビ番組で“共演”する可能性も?
「石川さんには明るく元気な印象がありますが、試合後のインタビューでは思い悩む様子や涙を流す姿を見せることも。そんな飾らない人柄が魅力ですね。バラエティー番組などで活躍の場を広げていくはず。ただ、福原さんはさまざまなトラブルが報じられ、イメージは最悪。しばらくは、2人の共演は難しいかもしれません。かつて“ライバル”だった2人の差は開いていく一方ですよ」(テレビ局関係者)
福原は'16年に台湾人の江宏傑と結婚し、2人の子どもに恵まれた。しかし、'21年3月には不倫疑惑が報じられ、同年7月に江と離婚している。
「福原さんは昨年に夏休みの間だけという約束で、台湾から長男を日本へ連れてきていました。しかし、今年に入っても江さんの元へ長男を帰していないのです。福原さんの行動に対し、江さんは法的措置を取る方針を示しました。'21年には青森大学の客員教授に就任し、今年6月に初講義を行う予定なのですが、こんな状況で何を話すのか……」(スポーツ紙記者)
そこで福原がどのような授業をする予定なのか、青森大学の広報に話を聞いた。
「福原さんが打ち込んできた卓球を軸にお話しいただくということになるかと思いますが、講義の内容はまだ調整中です。授業は現在のところ青森のキャンパスで行う予定です」(広報担当者、以下同)
授業は講師が毎回代わる形で全15回にわたって行われ、2単位が認定される。学生たちが受ける講義を選択する4月頭には、地元紙も福原が初講義をすることを報じたけれど、受講者数は増えたのか?
「昨年よりも多少増えてはいますが、もともと人気のある授業でありコロナ禍もありましたので、福原さんの影響で増えたかはわかりません」
福原の子どもをめぐるトラブルについて、大学側はどのように受け止めているのか。
「そこは回答を控えさせていただきます。ただ、福原さんの経験や知識が学生たちに共有されることは大学として光栄であると考えています」
とはいえさまざまな火種を抱える福原。石川との、今の実力差は歴然か─。