《ャ婆ぃ》というコメントと共にツイッターに動画を公開したのは、大物マダムタレント（？）のアレン様だ。動画では髪を振り乱して汗を浮かべ、怯えた表情で
「エーどうしたらいいの？ 自転車で高速道路に入っちゃったァ、首都高にィ！」「ヤダヤダヤダア～」「どうしたらいいのコレェ!?」
と、繰り返し訴え続けるアレン様。見ているこちらにも切迫したものが伝わる。
アレン様、チャリで高速道路入っちゃった
そのおよそ1時間後、《警察車両が“自転車が誤侵入、出口まで走行中で〜す（怒）”と、自転車をキコキコと漕ぐヮタクシを後から保護してくださッた》と投稿。全国のクリマン（アレン様ファン）を安堵させた。
一時は東京都の事故・災害情報やネットニュースに《車道に人が侵入 港区》などとして、アレン様の写真付きの報道が出たこともあり、大きな話題を呼んだ。
おそらくニュース、動画を目にした誰もが思ったであろう“なにがどうしてこうなった？”をアレン様ご本人に直撃！
「こう見えてヮタクシ、エコヒューマン。ふだんから自転車で移動しているの。こないだも渋谷から横浜まで6時間かけて走っちゃった！ 電車も車も電気を使うからキライなの。乗っているのは電動自転車なんだけどね」
さすがアレン様、色々ぶっとんでらっしゃる！ 事件の日も浅草～新宿～渋谷とスゴイ距離を移動して、虎ノ門経由で自宅へ帰る途中だったという。
「いつものように●ーグルマップの自転車用コースを見ながら走ってたワケ。虎ノ門あたりでトンネルに入れっていうから入ったの……そしたらそれが違ったのよウォ～～！」
思い出し、荒ぶるアレン様。
「トンネルに入った瞬間から周りの車が100kmくらい出し始めたの。で、超大音量で“自転車の走行は禁止されています”ってアナウンスが繰り返しかかって……もう大パニックよ！ 焦って走れど走れど、出口が見えない。もうこのアナウンス止めるには自分が止まるしかないんじゃないかって路肩に自転車を停めたワケ。マネジャーに電話したら向こうも動転して“逆走して戻れ！”なんてワケ分かんないコト言うし……」
そこで動画に助けを求めた。フォロワーである多くのクリマンから続々とアドバイスが届く。
「その中に“とりあえず警察に電話して”ってコメントがあったから110番したの。数分後、警察車両が来て、私の後ろに張り付いて走ってくれた。私の走りが遅いから、ちょっと渋滞になっちゃったわ……。3車線あるのに右折して一番近い出口に行かなきゃいけなくて。周りの車がすごいスピードだったからおっかなかったけど右折もして、やっと地上に出られたの」
と、大変だった顛末を教えてくれた。現場は『築地虎ノ門トンネル』。ここは高速道路ではないが、自転車はモチロン、原チャリも通れない自動車専用道路なのだ。トンネルの入り口には小さな標識が置かれているのみで、非常にわかりづらい。
