歌舞伎界が揺れている─。5月18日、市川猿之助が自宅で両親とともに倒れているのが見つかった。
「猿之助さんの父である四代目・市川段四郎さんと、母の延子さんが2階リビングの床にあおむけで並んで倒れており、延子さんは発見時すでに死後硬直が、段四郎さんも搬送先の病院で死亡が確認されています。一方、猿之助さんは半地下にある自室で倒れていたものの、命に別条はないとのこと。のちの警視庁の事情聴取で猿之助さんは、“死んで生まれ変わろうと話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ”と説明。猿之助さんのそばには知人男性宛てに“来世で会おう”と書かれた遺書めいたものが複数置かれていたそうです」(スポーツ紙記者)
ちょうどこの日に発売された『女性セブン』では、猿之助の“セクハラ・パワハラ疑惑”が報じられていた。
「猿之助さんが、共演する役者たちをホテルの部屋に引き入れて“隣に寝なさい”と指示し、身体を触るといった“性的スキンシップ”を求めていたことを劇場関係者らが証言。この要求を拒否すると舞台のキャストから外されたそうです。加えて、コロナ禍の真っただ中だった2021年7月中に2度にわたって神奈川県内でパーティーを開き、そこでも参加者に濃密な関係を求めていたとも。5月15日の夜に直撃取材されましたが猿之助さんは“答える義務はありません”と一蹴したそうです」(ワイドショースタッフ)
その取材から3日後に起きた“心中騒動”だが、近隣にも動揺が広がっている。
ご近所トラブルを抱えていた
「過去に市川家はご近所と私道を巡るトラブルがあって30年以上冷戦状態でした。延子さんが気の強い方というのもあって、長いことお互いに無視する状況だったんです。しかし、今年の2月ごろに延子さんは周囲の住民とぎこちないながらも会話したり、段四郎さんもゴミ出しでお会いした際に“今後もどうか、お願いします”と頭を下げていたそうです。これからやっと平和になると思った矢先なだけに、本当に残念です」(近隣住民)
いさかいはあったが、市川家は穏やかな日々を送っていたようだ。
「母の延子さんは、今年4月に銀座にある猿之助さんの個人事務所で排水管工事に立ち合ったりと、息子のサポートにも意欲を見せていましたね。そんな折に起きた事件ですから、やはりセクハラやパワハラといった報道で自身のプライベートを明かされることを悲観したと考えるのが自然でしょう……」(前出・ワイドショースタッフ)