騒動を受け、乃木坂46は23日に公式サイトで声明を発表。
《早川聖来が行ったコンサート演出家SEIGO氏に関する発言につきまして、SEIGO氏本人及びスタッフ、メンバーに聞き取り調査を行った結果、SEIGO氏の言動や指導において、一部行き過ぎた点があったことを確認致しました。
但し、昨年夏の掛橋沙耶香のステージ転落事故を引用して『掛橋沙耶香が落ちたのはお前らのせい』という発言を行った、という点につきましては、事実とは異なっておりました》
厳しい指導で有名
一部事実と異なる点があるとのことだが、声明ではさらに《SEIGO氏との協議の結果、誤解を招く発言があったこと、及びSEIGO氏の意図とは異なる認識をしてしまったメンバーがいた事実等を鑑み、SEIGO氏より辞任の申し出があり、当社と致しましても7月から開催予定の真夏の全国ツアー2023より、演出家の変更を決定致しました》と、SEIGO氏が乃木坂の演出から離れることが発表された。
思わぬ形で注目を浴びている“裏方”のSEIGO氏には、これまでいくつものアイドルグループの演出を手掛けてきた実績がある。
「1990年代末ごろから、SMAPやKinKi Kidsの堂本光一さんなど、ジャニーズのアーティストの舞台、テレビ番組、PVなどの演出・振り付けを担当。その後2000年代に独立し、以降HKT48の演出を手がけるようになり、仕事ぶりが認められてAKB48や乃木坂46のライブも担当することに。業界では厳しい指導で有名で、AKBのメンバーが彼のあまりの厳しさに委縮してしまい、ライブが上手くいかなかったなんてこともあるそうです」(イベント制作会社関係者)
多くのグループを任されてきた中で、とりわけ関係が深いメンバーがいるという。
「HKT48の“顔”だった指原莉乃さんは、SEIGOさんをかなり信頼していました。HKTのライブはメンバーの指原さん自身も演出を手掛けていましたが、当時SEIGOさんは彼女の“右腕”のような存在だった。彼は過去のインタビューで、指原さんの出すアイデアに惚れ込んでいることも明かしていて、グループ外でも彼女がプロデュースするアイドルグループ『=LOVE』のライブ演出を手がけています」(同・イベント制作会社関係者)
指原が監督を務めた2016年の映画『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』のパンフレットにはSEIGO氏 のインタビューが載っており、そこでは自身の役割について、
《さっしー(指原莉乃)というある種天才のアイデアを、さらに昇華させて具現化させる。それが役割だと思っています。・・・なんて 言うと堅苦しいですけど、単純に刺激的なんですよ。さっしーとの仕事が (笑) 》
と、その陶酔ぶりが明かされている。