『抖音』管理者が問われる責任
配信後、三千哥さんは彼の友人らにより発見され死亡が確認され、20日に火葬された。一連の騒動に中国版ソーシャルメディア『Weibo(微博、ウェイボー)』には、彼の死を悼むコメントだけでなく、責任を追求する声が相次いだ。
「近年、命を脅かす生放送が増えている気がする。このような生配信に何の意味があるのか?」
「急性アルコール中毒かな。お酒強いとはいえ、エスカレートしすぎ…体質的に強いとブレーキがきかなくなるから危険だね」
「なぜお金を稼ぐために命を失う選択をするのか…全く理解できない」
「規約違反をして結局命を落とすなんて…若くして亡くなって可哀想だけど自業自得と思ってしまう」
また、彼以外に責任の所在があると考える意見もちらほら。
「これで生配信後の死亡例、何度目?」
「過去にもライブ配信で飲酒してたんでしょ。『抖音』や視聴者は止めなかったの?」
「『抖音』は一回規約違反で目をつけていたはずなのに、管理者は何してたんだ」
「PKバトルの相手にも責任はあるでしょ。明らかに過剰な量のお酒を飲んでいる三千哥をなぜ止めなかったんだろう」
今回以外にも、飲食物の過剰摂取でインフルエンサーが生配信後に亡くなる事故が度々起こっている中国。配信者として成功するために他者との差別化が必要になってくるとは言え、命を落としてしまったら本末転倒だ。彼の死を受けて、何か対策は講じられるのか──。