「中田敦彦の乱2023」が今やお笑い界を巻き込んだ騒動になりつつある。
発端は中田が【松本人志氏への提言】と銘打って自身のYouTubeチャンネルに5月29日公開した動画で、「松本さんは賞レースの審査員をやりすぎてしまっている。いくつか降りませんか」と呼びかけたこと。また、「松本さんに対して何も物が言えない空気はある」とも問題提起した。
松本自身は30日にツイッターで、「テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん。連絡待ってる!」とボールを中田に投げ返す反応。
ところで中田は件の動画で「どう思います? これ見てる粗品君どう思う?」「会社にさ、お金借りてる若手は絶対何も言えないよね。粗品君、俺、代わりに言うわ。『松本さん、審査員やりすぎですよ』って」と、なぜか霜降り明星・粗品の名前も出していた。
これに激怒したのは粗品の相方せいや。動画公開の日「真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田」とツイッターにぶちまけたのだ。
これに対し、中田のオリエンタルラジオの相方藤森慎吾、東野幸治、ほんこん、キングコング西野亮廣、ナインティナイン矢部浩之、堀江貴文氏、ひろゆきなどが次々に意見表明し、ある意味テレビよりもアツい(!?)事態に。
「BIG3いるのおかしくないですか?」も本音は「かまってほしい」?
中田が指摘するようなお笑い界における「松本人志一強」の是非はさておくとして、彼の一連の発言については前々からある兆候と法則があった。
端的に言うと「あっちゃんが噛み付く相手は愛憎あって振り向かせたい、かまってほしい人物で、以前からYouTubeでよく言及している」ということだ。
5月3日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に相方藤森と出演した中田だが、「お笑いBIG3(明石家さんま・ビートたけし・タモリ)」について、「BIG3いるのおかしくないですか?」として“彼らがいまだにテレビ界に君臨しているので下の世代のチャンスが奪われている”という趣旨の事を語っていた。
これはやはり物議を醸し、「だったら実力で超えろ」「お笑いを降りた男の負け犬の遠吠え」などと炎上。
しかし実は中田は、昨年末、『2023年の展望を語る!BIG3に会いたい』という動画をアップし、タイトル通り「たけしさん、タモリさん、さんまさん、狙ってます」「たけしさん、(たけしの若手時代を描いたNetflixの)『浅草キッド』観ました」「さんまさん(YouTubeに)出てくんねーかなー」などと共演のラブコールを送っていた。