好きでやっている仕事がどんどん禁止されていく
本人はそのつもりがなくても、撮影者から過激な要求をされたり、至近距離で撮影されたりなど、これまで不快に感じたことはあったのだろうか。
「私はありません。みなさん優しく、譲り合って撮影をしてくれます。距離も決まっていますし、周りのスタッフも万が一のことがあったときには、すぐ動けるよう待機してくれているため、近づかれてなにか迷惑行為をされるなどはありません」
楽しかったイベントが、市民や共産党からの申し入れがあったこともあり、直前での中止。この状況をどう捉えているのか――。
「政治家のみなさまは善意からだとは思いますが、当事者にちゃんとヒアリングをしたのでしょうか。行っていないなら、“禁止にいたしました!”と事後報告では、こちらもなにも対応できません。
私たちのように自らの意志でグラビアアイドルやセクシー女優などを職にしている女の子からすると、“どうして好きでやっているお仕事がたくさん禁止されていくの?”という状況だと思います。大好きで、やっとの思いでつけた今の職を、性の商品化は許さないなどと主張して、職業選択の自由を奪う行為はとても悲しい現実だと私は思っています」
女性を性的搾取から守ることは大切だが、すべてを禁止にする前に彼女たちの声にも耳を傾けてほしい。