2位の小島よしお(42)もまた、引き締まったボディを持つ裸芸人。「一発屋」と言われていた時期もあるが、今は小学生向け授業動画「小島よしおのおっぱっぴー小学校」というチャンネルをYouTubeに開設し、子育て世代から厚い支持を集めている。アンケートでも「裸芸だが、実は早稲田大学卒業というギャップがいい」(44歳 埼玉県)「YouTubeの学習動画の内容がよい」(49歳 宮城県)など、彼のインテリジェンスに富んだ一面に票が集まった。
徳光さんは、上位2名の顔ぶれから時代の流れを感じる、と話す。
「今では、きんに君さんや小島よしおさんのように裸芸がひとつのジャンルになっています。しかし昔はコントの一部で演者が裸になったり、身体を張る系のバラエティー番組で芸人さんたちが裸になったりするのが主流でした。個人的に思い出深い裸芸は『ドリフ大爆笑』の名作コント『もしもこんな銭湯があったら』です。いつもはツッコミ役の故・いかりや長介さんが、裸にされて乱暴にお湯をかけられたり、湯船に突き落とされたりする姿が、目に焼きついています。偉そうなキャラの人が、素っ裸でひどい目に遭う面白さは、普遍的な笑いですよね」
ぽっちゃりした身体がかわいらしい
「長年頑張っているし、悪い話を聞いたことがない」(40歳 茨城県)「人柄の良さに好感が持てる」(47歳 東京都)などの声を集め、3位になったのが出川哲朗(59)だ。“裸芸”がメインではないものの仕事柄脱ぐ機会が多いため、ランクインを果たした。
徳光さんは、令和の出川人気についてこう分析する。
「出川さんは、かつて『抱かれたくない芸能人』で殿堂入りしていましたが、今は可愛いおじさんとして多くの人に愛されていますよね。トランプゲームの大富豪でいえば“革命”を起こした人。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などで垣間見える人柄の良さが好感度を上げていますが、体躯にも恵まれていると思います。低い身長と年齢とともに丸くなった身体が、出川さんの可愛さを引き出していますよね。もしかしたら僕の父(徳光和夫)も小柄でぽっちゃりしているので、裸になったらもっと仕事が増えるかも(笑)」
そんな出川と同じく“愛らしさ”で9位に入ったのがダチョウ倶楽部のメンバー、故・上島竜兵さんだ。アンケートでは「竜ちゃんの裸は、それが衣装に思えるくらい芸と一体化しているし、見た目もぬいぐるみみたい」(50歳 神奈川県)と、彼の芸とビジュアルに魅了された、という声も。上島と交流があった徳光さんは「惜しい人を亡くした」と懐かしむ。
「竜ちゃんとは、昔よく飲みに行っていて、酒席でディープキスもした仲(笑)。上島さんの裸も、出川さんと同様にツルッとしていていやらしさがないですよね。ふたりがパンツ一丁でケンカをしてからキスをする、お決まりの流れが大好きでした……」
もう一度、上島&出川の絶妙なコンビネーションを見たい、という読者も多いだろう。