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広末涼子氏の夫でアーティストのキャンドル・ジュン氏が、18日に都内で記者会見を開きました。約1時間30分にわたる会見の中で、ジュン氏は、涼子氏の不倫騒動を受け、自身の社会的活動をまじえながら、出来事の推移と心境を語りました。
不倫に関わる心境を語る中で、なぜ自身の活動についても語ったのでしょうか。一見すると、この2つは関係のないことのように思われます。しかし、ジュン氏がそうしたのは、ジュン氏なりの意味、根底に共通する心理や行動規範があることが推測されます。ジュン氏の表情および語りの内容からその心理を推測します。
意図的に動かせない苦悩の表情
まず、会見中のジュン氏の表情に注目します。時折、状況とそぐわない微表情が垣間見られることもありますが、基本的には、苦悩の表情です。眉の内側が引き上げられ、眉間に力が入れられる表情です。とくに眉の内側が引き上げられる動きは、意図的に動かすことが困難なため、この苦悩は真実であると考えられます(ジュン氏の発言内容が、現実に即して真実かどうかということではなく、語りに込められた苦悩が真実である可能性が高い、という意味です)。
そこで、この苦悩がジュン氏の語りの中にどのように組み込まれているかに焦点を当てます。ジュン氏が、涼子氏の不倫の推移や心境を語りながらも、平和を願う自身の社会活動について想いを語ります。関係ない、あるいは、唐突に話題が変わる印象がありますが、話題が変わっても苦悩の表情が一貫しています。
このことから、2つの話題は、ジュン氏の中では、同様の心理状態の中で語られるべき関連する話題である、との考えがあったものと推測されます。そして、他責と自責の所在の混乱が、苦悩の原因となっていると考えられます。