鳥羽シェフは「厨房に立っていない」

 不倫の余波を受け、鳥羽氏は地元・埼玉県戸田市の「とだPR大使」や「六甲バター」とのコラボ企画を次々と降板に続き、出演予定だった『きょうの料理』(NHK)も放送がなくなってしまったが、実際の“店舗”はノーダメージどころか人気上昇しているのだという。しかし、電話が繋がらないのは別のワケがあったようで、

「『sio』グループのなかには、騒動を受けて店の電話を“非通知の着信を拒否”に設定しているところもあります。マスコミの取材や迷惑電話がかかってくることもあるため、そのような対応をとっていると。鳥羽さんの騒動でスタッフは対応に追われていますね。もちろんSNSには“不倫していたシェフの料理なんか食べたくない”といった批判の声も多く、風評被害も大きい。ですが、料理人としての鳥羽さんを尊敬していますから、スタッフは毅然とした態度で今日も店に立っていますよ」(『sio』と交流のある飲食店経営者)

著書の宣伝をする鳥羽シェフ(kufura編集部YouTubeチャンネルより)
著書の宣伝をする鳥羽シェフ(kufura編集部YouTubeチャンネルより)
【写真】豚肉を切った包丁を“洗わずに……不衛生な鳥羽シェフの調理動画

 不倫を認めたあと、鳥羽シェフが発表した謝罪文のなかには、《今後は、改めて料理に向き合いたいと思います。自分が一番世の中に何かできることは何かと考えましたが、やっぱり料理しかありませんでした》といった文言もあったが、

しかしながら、鳥羽さん自身はもうかれこれ1年半以上、本店『sio』の厨房には立っていません。彼の方針としては、“社員に現場を任せてその分お金をしっかり払いたい”という強い想いがある。ただ、過去には鳥羽さんのスピード感や求める仕事量に追いつけず、うつ病を発症してしまったスタッフもいます。

 騒動前はオーナーとして積極にテレビやYoTubeなどへのメディア出演をしたり、他店とのコラボ、店舗拡大などに活動に精を出していました。2021年には“すき焼き店”をオープンさせたりしていましたからね。ただ、本人は“お金”というものにあまり頓着していないイメージがありますね」(同前)

 しかし、イメージという意味では今回の不倫劇で相当なダメージを負ったことは間違いないだろう。

 経営する8店舗には多くのスタッフたちがいるだろう。鳥羽家だけでなく、スタッフたちの生活もかかっている。“sioグループ”の運命やいかに……?