かつてはあちゅう氏がツイッターに綴っていたこと
一方で、なりすましアカウントを作られたA氏は何を話すのか。代理人弁護士に問い合わせると、
「取材はお断りしております」
と話すだけだった。
はあちゅう氏は、2020年にツイッターでこう綴っている。
《私は17年前にネット活動を始めてから、ずっと誹謗中傷の被害に苦しんでいたけど、去年の6月にやっと初めての裁判を起こした。お金も時間もものすごくかかる上に、特定できないことも多い。誹謗中傷は明確に犯罪だという考えが社会に広まってほしい》
こうした思いから、インターネット上の誹謗中傷と戦ってきたはあちゅう氏。
「そんな彼女だからこそ、仮に秘書がした行為であろうと、今回の“なりすまし行為”は残念です。ただ、はあちゅう氏が敗訴した裁判の判決文を読むと“なりすましアカウントを作成した背景にはA氏がはあちゅう氏を執拗に観察し、そのプライベートな情報を投稿していた”とする事実を、裁判所は考慮しています。そもそも、はあちゅう氏への誹謗中傷がなければ、こうした“なりすまし”もする必要はなかったはず。今もSNSに横行する誹謗中傷が根本的な問題なのだと思います」(広告代理店関係者)
よりよい社会にするために、考えなければ――。