ユキさんらの証言からは見えてこない、佐々木被告側から見た事件の真相を聞くため、神奈川県内にある佐々木被告の親族宅を訪ねたが、
「文俊の両親はここにはいません。身の危険がありますから」
──実際に身の危険を感じることがあったのですか?
「それはあなたにお答えする必要はありません。事件についてもお話しできることはありませんので」
佐々木被告が拘留されていると思われる、東京拘置所にて面会の申請をしたが、
「“中の人”がお会いできないと言っています」
と係官。面会は拒否された。
初公判の期日は、今も未定のまま。佐々木被告の口から、どのような“真実”が語られるのか。