そんな一部で“無法地帯”化している現状に、
《現状は「DQNが喜ぶ乗り物」である以上、イメージ悪化は避けられない》
《電動キックボード人の民度、そろそろ見えてきた…。》
電動キックボード利用者へのネガティブイメージを抱く者も多い。さらには、
《電動キックボードはシンプルになんかダサい》
《楽とか危ないとか言うより前に乗ってる姿ダサすぎて乗りたくない》
そもそも電動キックボードに乗ること自体が「ダサい」との意見も散見される。
ヘルメット義務化なら市場の衰退加速か
マーケティング事情に詳しい広告代理店営業スタッフによると、この「ダサい」イメージは普及への大きな妨げになるとも。
「お隣りの韓国でもキックボード離れが顕著になっているそうです。死亡事故が続いたことを受けて、2年前の時点で走行時のヘルメット着用を義務化したことも一因と見られています。髪型などのファッション性も重視しますからね。
それは日本でも同様で、本来ならヘルメット着用の努力義務を率先して促すべき、大手シェアサービスが掲げるHPや宣材資料で使っている画像や動画ではほとんどが無着用。ヘルメット着用する姿が“ダサい”、若者ウケしないことをわかっているからこそでしょう」
欧州の先進国では事故や違反の多発によって、日本とは逆に年々規制強化の傾向にある電動キックボード。国内でも死者が出るような重大事故が続けば、世間の“嫌・電動キックボード”感情は高まり、さらなる法改正に動くことも考えられる。
若い世代の自動車、バイク離れが進む昨今、新たな“モビリティー”サービスとして普及が見込まれているが、いくら便利なサービスだとしても、利用者の意識と世間が持つイメージを変えることができなければ衰退は時間の問題なのかもしれない。