オードリー・ハライチの新番組『オドオド×ハラハラ』が“脱吉本”を図る背景に、フジテレビが求める「佐久間宣行Pのテレ東的な笑い」

左からオードリー若林正恭と春日俊彰、ハライチ岩井勇気と澤部佑、佐久間プロデューサー（公式サイトより）

【写真】家族と過ごす時間が素敵すぎる！ ハライチ澤部のイクメンプライベート

左からオードリー若林正恭と春日俊彰、ハライチ岩井勇気と澤部佑、佐久間プロデューサー（公式サイトより）

オードリー

2019年8月中旬のお昼すぎ、ラフな服装で家族と買い物をしていた澤部

子ども乗せ自転車を漕ぐ姿も様になるハライチ澤部

　7月22日から23日にかけて、『FNS27時間テレビ』（フジテレビ系）が放送された。

「千鳥、かまいたち、ダイアンの3組が総合司会を務め、フジテレビの人気番組とのコラボレーションや、ダウンタウンの松本人志さんや明石家さんまさんが登場する特別企画が行われました」（テレビ誌ライター）

　今をときめく人気者から大御所まで、“吉本芸人”が一丸となって番組を盛り上げた。

　しかし、秋から始まる新番組には、その姿がないようで……。

“おじさん臭”のするフジテレビバラエティー

「オードリーとハライチがMCの『オドオド×ハラハラ（以下、オドハラ）』という新しいトークバラエティー番組が10月から毎週木曜の夜8時に放送されます。今年6月に特番で放送された番組が、レギュラーとして“昇格”されたかたちです」（放送作家）

　今回の新番組で“脱吉本”したワケを、元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道さんに聞いた。

「前提として、フジテレビは『ひょうきん族』や『めちゃイケ』など、バラエティーが他局に比べて圧倒的に人気があった時代が長く続きました。しかし、ここのところTBSやテレ朝などの後塵を拝し、業界内でもフジテレビを案ずる声が上がっています」

　そんな中、'22年6月に社長に就任した港浩一氏など、“フジ黄金期”に現場の第一線で番組制作をしていたスタッフが経営層に。“当時”のバラエティーを復活させようとしているという。

オードリー

「ただ、今の若者には古く感じられて“おじさん臭”がするのがフジテレビバラエティーの弱点だと思います。そこで、あえて新しい軸の番組にしたのかも。フジテレビらしくないところで勝負に出て幅を広げるという意味では、非常に期待しています」（鎮目さん、以下同）