キッパリ分かれた賛否
《つまらない。駄作です。後半観ていても疲れてきて、立ち上がって帰りたかった》
《もしかして「あの小説が映画化されるなら観てみよう!」という層が騙されて観に来るのを狙ったタイトル?》
《大人がお金をかけて作った漫研の季刊誌》
《ポップコーン代を返せ》
《睡魔に襲われた。会場のそこかしこからいびきが……》
と、ズタボロ! かつてこんなに賛否の分かれる作品があっただろうか。芸能界にもその波紋は広がる。
《めちゃくちゃ楽しいが詰まった映画じゃねーか!! 宮崎駿作品 トトロ 魔女宅 千と千尋 ポニョ アリエッティが大好きな私は1番好きな作品となりました!!》《難しかったと言っている人たちは考え過ぎだと思います》
と明るく報告したのは大絶賛派の若槻千夏だ。対して、
《私のような修行の足りない者にはとても難解な空想映画でした》
“出直します”と否定的に語った大槻ケンヂなど、やはり意見は大きく二分された。
一体どうなっているのか。取材班は実際に、映画館での出口調査を行った。そこで聞こえてきた言葉とは……。
「むずい。いみふ。後半眠かった」(20代カップル)
「これで(評価が)二極化するとかウソでしょ。わかるとか言うのは、強がりじゃないのかなぁ」(30代男性)
「意味がわかるような、わかんないような……。でも面白かった!」(50代女性)
「宮崎駿総集編。見れてよかったです」(20代女性)
出口調査での評価は6:4で否定派が多かった。でもやっぱり半々くらい。熱々カップルでさえ意見の割れるこの問題作を“君たちはどう見るのか”!? 感想はぜひ誰かと語らっていただきたい。