アツ~い今年の夏は、ヒヤリなホラー映画に挑戦

 デビュー10周年を機に、日本の中心となる“新しいエンタテインメントの発信”という目標を掲げている彼ら。その中の1つとして、ホラーの巨匠・清水崇とタッグを組んだ、8月11日公開予定のホラー映画『ミンナのウタ』に挑戦。

 メンバー全員が本人役を演じるという、正に“新感覚”の作品になった。

左上から順にHayato Komori/小森隼(28)、Ryota Katayose/片寄涼太(28)、Alan Shirahama/白濱亜嵐(29)、Mandy Sekiguchi/関口メンディー(32)、Reo Sano/佐野玲於(27)、Yuta Nakatsuka/中務裕太(30)
左上から順にHayato Komori/小森隼(28)、Ryota Katayose/片寄涼太(28)、Alan Shirahama/白濱亜嵐(29)、Mandy Sekiguchi/関口メンディー(32)、Reo Sano/佐野玲於(27)、Yuta Nakatsuka/中務裕太(30)
【写真】全員の努力で10周年を迎えた「GENERATIONS」、ソロカットも収録!

白濱自分を演じるということで、役作りは特に必要ありませんでした。ただ、スタッフチームは、メンバー同士の呼び名など、細かい部分のすり合わせが大変そうでしたね。例えば、僕はメンディーくんって呼ぶけど、さんを付けるメンバーもいたりするんです」

関口「亜嵐くんは、ちょっと性格悪そうなキャラだったよね。まあ、いつも通りか(笑)」

小森「確かに、機嫌が悪いときはあんな感じかもしれない」

白濱「本当の僕はもう少し人あたりいいって(笑)。隼は、ラジオパーソナリティやってるから、ラジオのシーンもバッチリだったね」

小森「ラジオボタンの操作の演技では、俳優さんたちの中でもかなり上位にいるという自信があります(笑)」

中務「僕は映画の中で、“演じる”ということをしていなくて、そのままの自然体で臨みました」

小森「なに、何百作も出た大スターみたいなこと言ってんの(笑)」

片寄あまり色々考えすぎず、できるだけ普段っぽくすることを考えて臨みました。撮影は、タイミングや少しの角度で見え方が変わるので、ワンカットにかける時間がすごく長い。そういう部分が、巨匠・清水監督ならではだなと思いましたね」

白濱「確かに外での撮影の日は、色味の調整がすごく大変だった。スタンバイ時間も長かったよね」

関口「あ~そうだったかも」

白濱「え、出てるよね(笑)?別の意味で怖いよ」

 “一番怖かったシーン”として、全員が納得したのは、中務がとある人物と対峙する場面。

中務「自分のシーンだから、内容を知っているはずなのに、映画を見ているときも怖かった。相手の方のホラーの引き出しが豊富で、アドリブをやってくださる方だったので、“さっきと違う芝居してきたぞ”と毎回新鮮な怖さがありましたね」

佐野「僕はさなの人間性が怖かったです。物語を紐解いていくと、さなの人生や性格が分かっていくんですが、ホラーとは別の意味で怖いですね。人間的な怖さもある映画だと思います」

 撮影期間中は“あるもの”が怖かったというメンバーたち。

関口「僕、アレクサを使っているんですが、目覚ましをセットしようと思ったら“平日も同じように繰り返しますか”って何回も何回もリピートしてしまったときがあって。映画にも“リピート”のシーンがあるので、リンクして怖かったです」

佐野「僕もアレクサで怖いことがありました。撮影期間中、クタクタで家に帰って、疲れていたので“アレクサ、6時に目覚ましかけて”って、蚊の鳴くような声で言った日があったんです。

 後から知ったんですが、アレクサって小声で話しかけると小声で返してくる機能があるんですよ。でも、その時は知らなくて(笑)。いつもと違う小声で“わかりました”って返事があって“なんだお前!その声!”ってビビりすぎて起きちゃいました(笑)」

 ホラー映画の撮影ということで、プライベートでも怖さを感じていた。中にはこんなエピソードも……。

小森「撮影中、不思議な現象がありました。エレベーターを使うシーンで、本番になると急に誰もいないフロアにエレベーターが動いて行くんです。かなり怖かったけれど、まだプロデューサーの仕掛けたドッキリだと思ってるんですよ(笑)」

佐野「僕はかなり怖がりなので。帰りの夜道を歩くときはやっぱり怖かった。ただ、実はホラーだけじゃなくて、基本的に大きい音がニガテ。だからライブの演出音も結構怖いんですよね」

片寄「おい、本業なのに(笑)」

白濱「僕は全然ホラーは平気。むしろ大好きで、YouTubeでも、心霊動画をめちゃくちゃ見てます」

関口「僕は、ホラー映画は大丈夫だけど、心霊スポットとかは無理ですね」

佐野「心霊スポットは平気」

白濱「珍しいパターンだな(笑)」

「全員が続ける努力をしてきた」(撮影/矢島泰輔)
「全員が続ける努力をしてきた」(撮影/矢島泰輔)

 “見に行きたいけどホラーがニガテ”なファン、“ホラー好き”ファンへのそれぞれのおすすめの楽しみ方を聞いてみた。

関口ホラー映画を見慣れていない人は、ずっと緊張感を持って見てしまうと思うんですが、マキタスポーツさんが良い意味で肩の力を抜いて見れるシーンを作ってくださっています。 マキタさんが出てきたら1度息継ぎをして、最後まで見てもらえればと思います!」

小森「劇中で、GENERATIONSの曲が何度もかかるんですけど、ジェネ主演だから無理やりBGMを入れているみたいな感じでは決してなくて、違和感なく作品の中で繋がっているんです。ホラーは怖いからあまり見ないけど、ジェネが出てるから見に行ってみようかなっていう方たちでも溶け込めると思います」

片寄「どうしても怖かったら、心の中で“エンタテインメントだ!”って念じて。めちゃくちゃいいものができたと思うので、ぜひ見て欲しいです」

白濱「この映画にはジワジワと迫りくる怖さがあります。僕は、2000年代くらいの“ザ・ジャパニーズホラー”が大好きなので、そういった作品に自分が出られて嬉しい。ジメジメしていて、日本伝統の恐怖が復活しています。“さな”は貞子に次ぐニューヒロイン。『呪怨』ファンにはぜひ見ていただきたい作品です」

 この夏、GENERATIONSは、ヒヤリとする作品を届けてくれるが、“10周年おめでとう”というアツい気持ちで見にいきたい!